店内くつろぎスペースをもっとお気軽にお使いくださいという記事:KUSHITANI名東店
先日のお休みの日に街中に映画を観にでかけましたら(「紙の月」評判はイマイチみたいですけど面白かったよ)、あらまぁ・・すっかりクリスマスモードじゃないですか。
これねぇ・・もうハロウイン終わったら飾ってるんでしょ?
ちょっと早すぎるんでないかい?
そのうちもう12月になったら門松飾る勢いじゃないかっ!
そんなわけで、ウチは昨日から出しました。
さてさて。
今年の3月にオープンしたお隣のカフェ「リバーメット」さんですが、このカフェがOPENする前はこのスペースがお客さんの「くつろぎスペース」となっておりまして、ここに大量の雑誌や漫画などを蔵書していたことをご記憶の方も多いと思います。
最近お越しのお客さんはご存じかと思いますが、この雑誌や漫画類、カフェのオープンと同時に店内の一部に新設したくつろぎスペースに移しております。
しかしこのスペース、イマイチ皆さんに利用されてる感じがしません。
皆さん遠慮されてるんでしょうか??
裾上げの間や、お友達との待ち合わせなんかにもっとお気軽にご利用ください・・ということをアピールするためにあらためてちょっとご紹介いたしましょう。
雑誌は最新の物各誌+ライダースクラブやアウトライダーのかなり古めのバックナンバーが揃っています。(ついでにカメラ雑誌や自転車雑誌もコソーっと置いてますw)
特にアウトライダーは休刊前の物も結構揃ってますよ。
そして漫画はやはり定番のコレ。
コレとか。
バイク乗りのマストですよね。
そして文庫本はお客さんに寄贈してもらった物も含めてこれくらいあります。
ちなみにこの文庫本は貸し出し自由ですので、持って帰って読みたいものがあれば店長までお申し付けくださいね。
寄贈も大歓迎です。
そして最近買い揃えてるのがコレ。
島本和彦氏の「アオイホノオ」です。
実は先日も記事にしました、名古屋市科学館で開催中の「特撮博物館」に触発されましてですね。
館長を務める庵野秀明さんや、その周辺人物の青春時代を描いたこの作品を読んでるというわけです。
島本さんも80年代に「炎の転校生」で鮮烈デビューしていますが、なんと庵野さんとは大学の同期生でもあるんですね。
その出会いなんかも描かれています。
庵野さんだけでなく、当時の同期生には、その後のアニメや漫画界をリードしていく錚々たる人物が名を連ねており、そういう人達の熱い青春時代垣間見ることが出来てとても面白い作品なんですけど、この人たちが在籍していた大阪芸術大学は実は僕の母校でもあるのですね。
彼らは1980年入学組ですので、84年入学の僕よりもちょい先輩ですし、僕が入学した頃にはもうとっくに大半が中退してしまっていましたので(大芸大は成功者はほとんど中退という伝説があります)、キャンパスにいた時期は全然被ってないのですが、それでもほとんど同時代にこんな伝説が自分の母校で生まれていた・・・というのはやはり興味深いことですし、ちょっと誇りにも思えてきます。
そしてコレってTVドラマにおもなってたんですね。
不覚にも知りませんでした。
で、早速DVDを借りて観てみたのですが、まぁ原作同様暑苦しいことwww
「誰も知らない」で、あの大人顔負けの抑えた演技で人々をうならせた柳樂クンがめちゃウザキャラになってます。
そしてこのドラマ、本当に大阪芸大でロケしてるんですね。
懐かしい風景でいっぱいです。
これ、バス乗り場からキャンパスへ登る通称「芸大坂」です。
ここ、徹夜で皿洗いのバイトした後なんかホントに登るの辛かったんスよ・・・
そしてこんなところまで忠実に再現されてます。
ジャージですね。
ええジャージです。
僕も着てました。
芸術大学と言えど一般教養課程には体育の授業もありまして、その時は全員これの着用を義務付けられていたのですが、もう当時はこれが嫌で嫌でねぇ・・・
芸大のくせになんでこんなダッサイジャージなんだよ!!と恨んだものですが、今見るとちょっと可愛らしいデザインですよねぇ??
今はもうデザインが変わってるらしく、昔の同期生に聞いたところ、このジャージはプレミアがついてるんだとか。
うーむ・・・
卒業と同時に捨ててしまいましたが取っておけばよかったかも・・・
しかしですねぇ・・・
この漫画なりDVDを観てるとなんだか「大阪芸大って凄いのかも」とか思えてくるんですけどね。
当時在学していた身としましてはホンットにそんな実感はありませんでした。
とにかく当時地元では大阪芸人大学などと揶揄され、「芸大生ってだけでバイト断られる」ってくらい「しょーもない大学」という位置づけで、実際問題「こんな大学に居て大丈夫だろうか?」と日々自問自答せざるを得ないくらいダラけた雰囲気が蔓延しておりました。
当時芸大出の唯一の出世頭は中島らも氏くらいで、卒業生の90%以上は学生時代の専攻とは関係のない職に就いてる・・・という認識だったのですが、そんな中でも、その後のアニメ界を震撼させる胎動がこの大学で始まっていたとは全く知りませんでした。
(まぁ、僕、ほとんど大学には行ってませんでしたので知りようもなかったんですけどwww)
そして僕は思うんですけど、これは別に大学が凄かったわけではなく、才能ある人はどこにでもいて、その情熱を燻らせているってことなんでしょう。
そして才能は才能を呼ぶのでしょう。
庵野氏の周辺に「たまたま」そういう才能が集まっていたわけではなく、庵野氏の才能と情熱が同じように才能と人並み外れた情熱の持ち主を呼び寄せたのでしょう。
当然のことながら、同じ大学にいながら凡人の僕の周囲には愛すべき凡人ばかりでした。
なんだか随分話が逸れましたね・・・
えー・・・店内のくつろぎスペースをご自由にお使いください・・ってお話だったんですけどねwww
ちょっとだけ同時代を過ごした熱い人達の青春に思いを馳せてみました。
それでは今夜はこの辺で〜〜。
- 2014.11.28 Friday
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- 20:44
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- by kushitanimeit