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2013.09.09 Monday
E.B.S「HOBO」のツーリングバイクとしての性能を考察するの巻:KUSHITANI名東店
*仕事とは全く、100%無関係な話ですので読み飛ばしてください。
(新製品の紹介が続いてちょっと疲れましたww)


さて、この夏に僕は自転車を新調しました。
8月の北海道サイクリングはこのNEWマシンで出かけています。

DSC00396.jpg


それまで8年間、僕はスペシャライズドのシラスというクロスバイクに乗っていました。
クロスバイクの中では非常にスタンダードな車種ですね(CB400SFみたいな感じ??)。

使用用途の90%以上は通勤で、それにたまのツーリング。

そんな用途には全く不満のない自転車でした(今でも愛着はありますヨ)。

R0015402.jpg

700×28Cという「太めのロード用」タイヤの走りは軽快且つ安定していて、フレームには各種ダボも付いていますのでいざとなればキャリアを付けてキャンプ用品フル装備も可能。

実際これでちょくちょく旅に出てもいました。

R0015574.jpg



しかし自転車というのはオートバイ同様趣味の世界の物です。
「実用上不満がない」ことが全てではないのです。

つまらないことかもしれませんが、「所有感」みたいなものも大事なんですね。

さて。
少年キング連載の「サイクル野郎」を読んで胸をときめかせた僕らの世代にとって、自転車というのは基本的に「旅の道具」としての側面がとても大きく、当時隆盛を極めたランドナーやスポルティーフという車種には大変思い入れがあります。

スポーツ自転車というのは、細く美しいホリゾンタルクロモリフレームでなくてはならない・・・

そんな刷り込みがあるんですナ。

実際僕も高校生の時にはブリジストンの「ユーラシアランドナー」というマスプロランドナーに乗っていました。

しかし昨今、ランドナーやスポルティーフという車種はほぼ絶滅危惧種です。

現状完成車としてリリースされているのはほんの2〜3種です。

愛好家がいないこともないのですが、このジャンルは最近はどうにも「様式美の世界」になっておりまして、「正統派ランドナーはこうでなくてはならない」的な目に見えない縛りがあったりするんですよ。

しかもその様式美にあまりに拘泥し過ぎると、もう絶版になったパーツを血眼になって探し出さなくてはならなかったりして、とても「実用的なツーリングバイク」とは言い難い存在になってしまっています。

どーにもなー。
そーいうのも面倒臭いよなー。
(バイクも絶版車にあまり興味が沸かないのはその辺りに理由があります)

なんて言うかこう・・・
誰が見ても美しい自転車でありながら、通勤用やツーリングバイクとしてガンガン使えてパーツ供給にも不安がない・・・そんな自転車はないものなのだろうか?

そういう模索がここ数年に渡って続いておりました。

一時はシクロクロスのフレームで組もうかと思っていた時期もあったのですが、シクロフレームはなんとなくちょっと無骨すぎます。

もうちょっとこう・・・繊細で美しい感じ?
そんなのも欲しいよなぁ(←ウルサイ奴wwwww)

そんなある日、行きつけの自転車屋さんの店長が「藤森さんにピッタリのフレームが近々出るよ」と教えてくれました。
今年の初頭のことだったと思います。

それはE.B.Sという京都のビルダーさんの手による「HOBO」という名のフレームでした。
(このフレームの企画・設計は空井戸サイクルさんというショップさんの手によるらしいです)

ネーミングの由来は、このフレームで組んだ自転車で「方々を旅して欲しい」という願いが込められているとのことです。

伝統的なホリゾンタルクロモリフレームで、いざとなれば700C×32Cくらいの太いタイヤも履ける。
各種ダボ穴も装備。ラグ付き。

このフレームの登場で、僕の「理想の自転車を探す旅」は終を告げそうな予感がしました。

それでもまぁなんだかんだとウジウジしておりまして、オーダーしたのは6月。
完成は7月の上旬とのことでなんとか夏の北海道には間に合いそうです。

それこそジリジリした思いで待ち続けたある日ショップから電話が入ります。

「フレーム出来たよ」

 キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!!


グフフフ・・・満面の笑みでしょ?

赤×アイボリーのツートン塗装は僕の要望で塗ってもらいました。

パーツはある程度要望を出していたのですが、基本的にはショップ任せです。
(そーいうのあんま詳しくないんですww)

そこからまた待つこと一週間。
僕の粘着的な催促が功を奏したのかwww、ショップの店長さんも急ぎで組んでくれました。

仮組み状態です。


おおおおおおーーーーーカッケーーーーーッ!!



ポジション合わせとバーテープやボトルゲージを装着してようやく納車されました。

R1022520.jpg

おお美しいよHOBO。

美しいラグとヘッドマーク。



このラグの内側だけ塗り分けってオシャレでしょ?(自画自賛)

このシートチューブの「巻き」が美しいですね。
こういうところのコダワリ、素敵です。

DSC00821.jpg

ワイヤー内蔵式です。こういうところも凝った仕様ですね。

DSC00819.jpg

ところでこういう内蔵式のワイヤーってどうやってフレームに通す(通すのはともかく、出口から出す)のだろう?

子供の頃から30年来の疑問ですww


前述したようにパーツは完全に現行のものを使用しています。
コンポは主にシマノ105で組んでもらいました。

R1022530.jpg


ブレーキはロード用キャリパーブレーキです。

R1022525.jpg

28Cの太さならショートアーチでもいけるようです。
もちろんフェンダーのクリアランスも確保してるとのこと。
(本所の分割式は無理でした・・・・)

シフトはもちろんSTIです。
貧脚でしょっちゅうシフトを切り替える僕にダブルレバーという選択はありませんでした。
(もちろんダブルレバーも装着可能です)

DSC00818.jpg


このように基本「今時のパーツ」で組んでもらいましたが、サドルだけは拘って「革サドル」です。


銘柄はもちろんブルックス!!
でも定番の「B-17」ではなくちょっと細みの「SWIFT」というモデルです。
このフレームにはよく似合ってると思っています。

サドルだけは慣らしが必要なため、先行して購入し、しばらくシラスにも装着していたのですが、この北海道ツーリングから帰ってみると見事に尻の形に凹んでました。


もうお尻の痛みや違和感はほぼ皆無です。(しかしもう傷だらけ(´Д`))


では早速キャンピングフル装備にしてみます。

R1022672.jpg

いいねいいね〜。
旅心をくすぐりますね〜。

ちなみにキャリアはドイツ製の「TUBUS」を装着しています。
(HOBOに装着するには若干の加工が必要です)

ドロヨケはこの時点では未装着です。
本当はアルミのフルフェンダーが似合うんでしょうけど、輪行での利便性を考えてシラスでも使っていたSKSのロードブレードを移植しました。
(これに関しては大変不評ですwww)

DSC00817.jpg


さて、ただの愛車自慢になりつつありますがwww、実際にツーリングバイクとしてのポテンシャルはどーなんだ?と。

基本的に重量のあるクロモリフレームですし、パーツ選びもある程度「雰囲気も重視」しましたので、それまでのシラスに比べて重量的なアドバンテージはほとんどありません。

多分、車重は10kgを楽勝で超えてるでしょう。

しかしこれが不思議と疲れないんですよ。

それが「クロモリフレームの効用」なのか、「ある程度グレードの高いパーツ(しかも新品)を使用したことによる摺動抵抗の少なさ」に起因するのかは分かりません。

ただ、それまでシラスでキャンプフル装備ですと、毎回70Kmを超えたところで明らかに脚も心臓も「キレてきた」んですよ(なんちゅう貧脚www)。

それがですね。
このHOBOですと、同じ荷物を積んでいても100Km程度ならそれほど疲労を感じません。
夕方キャンプ場についてからもキビキビ動けて「オレ元気だなぁ」と自分でも感動したほどです。

ギア比はシラスよりもハイギアードで、本当はフロント3枚にしたかったところをショップの店長さんの「え〜〜〜〜??さんまい〜〜??」という冷たい目線に負けて2枚(アウター50×インナー34)にしたのですが、これも実用上問題なく、知床峠や美幌峠程度ならばそんなにゼイゼイ言わずとも登っていけました。


ただ単に「疲れない」ってだけなら、イマドキのカーボンロードの方が楽に疲れず走れるでしょう。

しかしやっぱり好きな自転車で旅をするってのは最高に気持ちのいいもんですよ。

キャンプ場やちょっとした休憩の時、思わず見入っちゃうような部分ってのは趣味としては大事な部分じゃありませんか?

そこも含めて「ツーリングバイクの魅力と実力」と考えれば、このHOBO君は僕にとってはほぼ満点の相棒とも言えるかと思います。


ただ一点困ったところがあるとすると、「どんな自転車乗ってるの?」って聞かれた時に一言では説明が難しいんですよねー。

一言で言うのなら「クロモリロード」ってことなのかもしれませんが、どーもこの自転車の本質とはちょっとズレてる感じもしますし、もうちょっと本質に迫った言い方として「ネオ・スポルティーフ」と言ったところでほとんどの人には理解不能でしょうし・・ww

ま、そんなことはこの自転車の魅力の前にはほんの些細なことに過ぎません。

長く愛用していきたいと思っています。


*最後まで読んでくださってありがとうございます。

| kushitanimeit | 2013北海道サイクリング | 15:22 | - | - | pookmark |