画期的ツーリングバッグ入荷!:KUSHITANI名東店
僕は「思想性のある商品」というものが好きです。
「売れ筋」だけを意識した、最大公約数に軟着陸させたような商品よりも、「こういうユーザーの、こういう要望に、妥協せずに応えた商品を作りたい」とか、「今まで市場に存在しなかったけれど、こういう商品を望んでいるユーザーは絶対にいるはず」といった作り手の情熱が伝わってくるような商品が好きです。
それがすなわち「思想性」です。
先日、モーターサイクリスト誌の最新号をパラパラめくっていて、そんな情熱をビンビンと感じるアイテムを発見しました。
TTPLというメーカーさんの完全防水バッグです。
こういうターポリン生地を使用した完全防水バッグそのものは古くから市場に存在していました。
コースのものとかが有名ですね。
この手の防水バッグは、こと「中のものが濡れない」という点に関しては何の問題もなく機能します。
しかし大まかに二点問題がありました。
バイクへの固定とデザイン性です。
バイクへの固定に関しては後述するとしまして、こういうターポリン製の防水バッグというのはどれもこれも「いかにもビニール然」としたテカテカした素材感で、正直所有感をそそるものではありませんでした。(旅人っぽさはありますけどね)
それがこのTTPL製のバッグはそのデザイン性も既存のものとは一線を画します。
どうですかこの色使い?
ちょっと画像ではグレーが強く見えますが、これはマットブルー。
こういうマットな色使いの防水バッグというのは、僕の記憶ではほとんど市場に存在しませんでした(実はクシタニの海外製品には一つあったんですけどしごく短命でした)。
「ありもの」を使うのが常識のこの業界なのですが、なんでも生地屋さんに特別に作ってもらったそうです。
マットイエロー。
マットグレー。
そして「バイクへの固定方法」ですが、何か見本にいいバイクないかなぁ?・・・と思っているところへタイミングよく本社海外部勤務のOさんがバイクで遊びに来てくれました!
Oさんの愛車はカワサキW650です。
こういうツーリングバッグ装着例としてはベストですね!
これまでこういうターポリン製のバッグというのは、ラバーコードでグルグル巻きにしてバイクへ固定する方法が主流でした。
そうすると、一度バイクに固定したバッグから中の物を取り出すのにいちいちそのラバーコードを取り外さなくてはならず、また固定にもそれなりの経験とノウハウが必要でした。
したがってこの中に入れるものはは「一度入れたら一日の行動を終えるまで取りださないもの(テントとか)」に限定されてしまいます。
ところがこのバッグは、固定方法に一般のツーリングバッグに使用されているストラップベルトを導入しております。
まず付属のベルトをバイクのフックやグラブバーなどに固定し・・・
バッグ本体に装備されているDリングを通し・・・
バッグの上側で固定してやります。
これだと装着は簡単且つ確実。
しかも中の物を取り出すのも比較的容易です。
バッグを取り外した時には、このベルトをクロスして固定しておけば次回のバッグの固定はさらに楽です。
ショルダーベルトも装備していますので持ち運びもしやすくなっています。
背負うことも出来ます。
ロングツーリング好きのライダーにとって完全防水バッグというのはマストアイテムでしょうし、そういうバッグに求められるものは一にも二にも「機能性」というのはもちろんなのですが、やっぱりツーリングってプライベートな楽しい時間なのです。
そういう時間に使うアイテムは、やっぱり見ても楽しい、身につけても楽しいデザインに優れたものであればなおツーリングの時間が楽しくなることは間違いありません。
機能的で、堅牢で、なおデザインも可愛らしい。
この夏のツーリングのあなたのお供に如何でしょうか?
とりあえず一番利便性が高いと思われる25Lのものから取り扱い開始しております。
- 2015.07.11 Saturday
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- 19:48
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- by kushitanimeit