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2017.12.04 Monday
この時期の通勤コーデ:KUSHITANI名東店

めっきり寒くなってまいりましたが、あんまり着込んでモコモコになるのは嫌だなぁ・・・

 

ツーリングの時はそんなことも言ってられないけど、通勤や街乗りの時にはデザインもシルエットも重視したい・・

そんなお客さんも多いはず。

 

それでは僕の個人的なこの季節の通勤コーディネートをご紹介いたしましょう。

 

DSC07349.jpg

 

ジャケットはもう7年前のモデルになるんですね。

 

EX-2713 ウインドストッパーメルトンピーコートです。

 

僕が所有した数多くのクシタニジャケットの中でも1〜2を争うほどのお気に入りです。

 

さすがにウチのクローゼットにはそんなに余裕はありませんので、ジャケットも新しいものをおろすと、もうあまり着なさそうなものから処分していってしまうのですが、このモデルと荒川眞一郎さんとのコラボモデル「A&Kジャケット」は多分「棺桶に一緒に入れておいてください」っていう勢いです。

 

このピーコートは実際よく売れましたね〜。

 

未だにお問合せをちょいちょい頂くんですけど、さすがにもう流通在庫ありません。

っていうかあったら僕が「自分用の予備」として確保しておきたいですよ!

 

レディースもあったんですけど、コレも大好評でした!

 

ピーコート・・・また作ってくれないかなぁ?

 

まぁもう7年前の絶版モデルですから今さら詳細を知ったところでどうしようもないと思うのですが、コチラに紹介記事がありますのでよろしければドウゾ。

 

 

ミドルレイヤーは、ウインドストップパーカーの昨年モデル。

パンツは先日カスタムしてもらったEライドウォームパンツ(こちらも昨年モデルです)。

細身の綺麗なラインですよね。

 

DSC07338.jpg

 

基本的に仕事中はこの恰好です。

 

もう全くタウンカジュアルと言っても差し支えないですね。

写真には写っていませんがブーツだけはツーリング時と変わらないペコスブーツです。

ここはちょっと考えたいなぁ〜。

 

そして防寒小物はこんな感じ。

 

グローブは街乗りの時に愛用している「K-5556 ウインターロングレザーグローブ(2014年モデル)」です。

 

掌は薄目の仕様ですのでグリップヒーターの熱も伝わりやすく、タウンユースにはピッタリです。

 

DSC07425.jpg

 

そして冬の防寒小物といえばネックウオーマー。

 

DSC07394.jpg

 

これも昨年モデルですね。

ネックウォーマーの性能自体は、そんなに年次によって差が出ませんのでお好みのデザインのものを使われるのがいいかと思います。

 

この辺はまさにマフラー感覚ですが、昨年モデルのこのノルディック柄は大変に気に入ってます。

 

全部身に付けるとこんな感じですね。

 

DSC07352.jpg

 

仕事終わりにこのまま街中に遊びに行っても全く違和感のないコーディネートで、多分冬場の通勤はこれで通すと思います。

 

もちろん機能性は犠牲にしておらず、ジャケットの防寒性能は基本的に他のツーリング向けウインタージャケットと同等なのです。

 

しかしふた昔前くらいまで、オートバイウエアでこんなコーディネートが可能になるなんて想像もしませんでした。

 

DSC07353.jpg

 

もう絶版モデルばかりですが、今期モデルでも負けず劣らないコーディネートをご提案できますのでぜひご相談くださいね!

| kushitanimeit | ツーリングノウハウ | 17:45 | - | - | pookmark |
2017.11.26 Sunday
蟹ツーリングのレイヤリングについての解説:KUSHITSNI名東店

では予告通り、先日の「蟹大名ツーリング」のウエアに関して解説いたしマス。

 

まずは上半身。

 

基本通り、アウター、ミドル、アンダーのレイヤードです。

 

DSC01414.jpg

 

アウターは昨年購入した「ウインターアメニタジャケット」です。

このジャケットはとても軽くて着易いうえデザインもPOPで気に入っています。

 

アンダーは、何年か前のウインターロングTシャツです。

アンダーに関しちゃ年次によってそんなに機能的上積みというのはありませんので、数年前のものでも充分なのです。

 

で、悩むのはミドルレイヤーなんですよね。

 

アウターの性能もモデルによって差がありませんので、温度域に合わせて一番調整幅があるのがこのミドルレイヤーです。

 

毎年のことですが、この季節の山陰地方は名古屋の真冬並みに気温が下がります。

やはり昨年購入してすこぶる気に入っているウインドストップパーカーと直前まで悩んだ末に、これまた数年前に購入したキルティングインナーをチョイスしました。

 

これは薄く中綿が入っている分、WSパーカーよりも暖かいだろう・・・と思ってのチョイスです。

しかもこのインナーは身体に沿うようにフィットする形状ですので体温が逃げ難く体感的な暖かも結構高いのです。

 

デザインもなかなかオシャレですしね。

 

アンダーと違ってミドルレイヤーは人目に触れる機会も多いのでデザインも大切です。

 

基本、今回のツーリングはこの組み合わせで過不足ありませんでした。

 

温度域も大体5℃〜11℃くらいで、この季節の山陰としては割と暖かだったのも幸いしました。

 

ただし、帰りの北陸道〜名神ではこれにもう一枚ダウンを追加しています。

 

 

つまりこの4枚の重ね着です。

 

DSC01415.jpg

 

 

中綿の入ったウインタージャケットに、さらにダウンを追加するのはもう「最終手段」です。

 

この日は外気温そのものは一桁台後半でしたのでさほど低くはなかったのですが、何しろここまで6時間以上雨に打たれていますのでかなり体温は奪われています。

 

夜中の関ヶ原通過に備えてのレイヤリングですね。

 

さすがに「+ダウン」の効果は絶大です。

 

ああ・・それと・・・

 

この「ウインターアメニタジャケット」の防水性は特筆すべきものがありますね!

 

テストのためとカッパ着ることの面倒さで、ほぼ終日雨のなかレインスーツなしで走行しましたが、インナーへの浸水は皆無!!

 

 

やはり止水ファスナーと、縫い目のシームテープ処理というレインスーツ並みの処理の効果は絶大です。

 

構造上「完全防水」とは謳っていませんし、そこを保証するものでもないんですけど、このジャケットのオーナーさんは「結構雨の中もイケるよ!」ってのは憶えておいてくださいネ!


ちなみに春・秋物のアメニタジャケット系もほぼ同等の性能を持ってますよ!

(散々雨の中走りましたヨ)

では下半身です。

これはもう定番の組み合わせですね。

DSC01413.jpg

エクスプローラー(カントリー)ジーンズと高機能アンダーです。
アンダーに関してはやはりいつ買ったどのモデルなのか忘れてしまいましたが、これもやっぱり年次によってたいした性能差はありません。
僕もタンスに無数に入ってるものから適当に引っ張り出して穿いていきました。

ただ、この組み合わせって「防寒のためのベストな組み合わせ」ではけっしてありません。
暖かいのはやはりナイロン+中綿の防寒パンツ(クシタニで言えばゴアテックスオールウエザーパンツ)です。

今回まさに西宮店の小林店長がまさにその「ゴア上下」での登場でした。

DSC06297.jpg

ちなみに今回くらいの温度域ですと「暑い」とのことでした(笑)

また小林店長の感想ですと、このゴアパンツの暖かさは、感覚的に「エクスプローラー+高機能アンダー」の倍近いんじゃないか?とのことでした。

それでも僕がエクスプローラーパンツをチョイスする理由は、「シートへのグリップ感」と「デザインのカジュアル性」に二点を優先するからです。
この辺のチョイスは、「何を重要項目とするのか?」によって変えてもらえるといいかと。

では次はグローブです。
今回僕は、今年のNEWMODEL「アウトドライウインターグローブ」をおろしました。

これの防寒性能に関しては事前に企画開発部に確認したところ、「ゴアレザーほどではないが、それなりにそこに肉薄する」とのことでした。

DSC01376.jpg

ハイ!!じゃあテストしましょう!!

右手がアウトドライ。左手がゴアレザーです!

このためにグローブ何本か持ってきましたよ!!我ながら仕事熱心なことw

この比較を「朝の名神高速関ケ原付近」で行いました。

ちなみに養老SAまでは、「素手に両手アウトドライ、グリップヒーターON」で来ましたが、これですと養老SAに着くくらいにはジンワリと指先が冷えて痺れ始めていました。
恐らく外気温は5℃前後です。

で、このゴアレザーとの比較も「素手にグローブ、グリップヒーターON」で行いましたが、走行するにしたがってアウトドライ側がジンワリと冷えてきます。

うーむ・・・やはり防寒性能はゴアレザーに軍配が上がります。

ただしその後気温が上がってくると両者にはほとんど差を感じなくなります。

どうやらゴアレザーがその真価を発揮するのは「外気温5℃以下」の状態のようです。
それ以上ですとアウトドライもゴアレザーと同等の性能を有していると言ってもいいかもしれません。

そこは概ね予想の範囲内でしたが、僕はあえて今回アウトドライを新調したのはその防水性能への信頼性です。

これはもう経験則からなのですが、グローブの防水性能に関してはゴアテックスよりもアウトドライに圧倒的な信頼性を寄せています。

そこで二日目の雨の走行でも両手で比較してみました。

雨天ですとグローブ装着に難が出ますため、両手にインナーグローブ装着。グリップヒーターはONです。

その状態で雨天走行すること約5〜6時間。
最後の休憩場所の養老SAでインナーを外して素手でグローブに手を入れてみますと・・・・

両者ともにしっとりと濡れ始めていますが、やはりアウトドライ側の方が相当軽微です。

うーむ・・つまり防水性能に関してはアウトドライに軍配が上がりますね!!

この両者のチョイスに関してては「防寒か防水のどちらを優先項目にするか?」を念頭におかれるのがよいかと思います。

防寒性能に関してはインナーやグリップヒーターで補完していけますので、僕の今後のウインターグローブはアウトドライをメインにチョイスしていく予定です。

ただですね〜〜。
グローブの防水に関しちゃやっぱこれが最強なんですよ・・・

DSC06644.jpg

EX-5124 アウトドライエクスプローラーグローブです。
コレに関しちゃ僕自身の経験だけでなく、お客さんからの評判もすこぶるいいんです。

まさに「究極のツーリンググローブ」なんですね。

ただしこのグローブには保温性がありません。

そこでインナーとの併用となりますが、このインナーグローブというのは言うまでもなく「春秋用グローブをウインターグローブ並みにさせる性能」までは持っていません。

DSC06645.jpg

今回養老SAエリアから先はこの組み合わせで走行したのですが(つまり僕は今回グローブはインナーも含めると4セット持って行ってますw)、外気温が一桁台の後半(8℃以上〜)ですとこの組み合わせでも充分耐えられます(もちろんグリップヒーターはONですが)。

そこで、このグローブに保温性がプラスされればそれこそ「最強のウインターグローブ」になり得るわけで、もちろん試みましたよ!!

モンベルの厚手のインナーグローブに、このEX-5214をオーバーサイズで組み合わせてみました。

結果・・・・「ゴアゴアし過ぎてとてもオートバイを操作なんか出来ません」wwww

一番望ましいのは、このグローブをベースにしたウインターグローブを開発してくれることですね。
単純にこのグローブの裏地に保温性のあるボアか何かを圧着してもらえるだけでいいんですけどね〜〜??

企画のS部長どんなものでしょうか?次回の新作展示会で期待しておりマス。

以上、あくまでも僕の視点ではございますが、「冬場のレイヤリングについての考察と実践」でした!

ぜひ参考にしてみてくださいね〜〜!
| kushitanimeit | ツーリングノウハウ | 12:43 | - | - | pookmark |
2017.10.30 Monday
インナー脱着式ウインタージャケットの利便性を検証する:KUSHITANI名東店

今回の記事は保存版と言ってしまって差し支えありません。

 

えー。

今期のウインタージャケットで、クシタニウインタージャケットはほぼ全モデルが「インナー脱着式」になりました。

 

長く一体式の伝統を守ってきた、パドックジャケットを始祖とするスポーツツーリングモデルも、いよいよインナー脱着式にマイナーチェンジとなり、一体式のモデルはついにチームジャケットのみとなりました。

 

チームジャケットの場合は「90年代からほとんど変わってない」というところがアイディンディティみたいなところもありますので、分けて考えても差し支えなく、「全モデルが」と言ってしまっても問題ないでしょう。

 

さて。

 

皆さんはインナー脱着式のウインタージャケットに対してどんなイメージをお持ちですか?

 

「なんとなく便利そう」ってのがやはり一般的な印象だと思うのですが如何ですか?

実際量販店さんなんかではそういう打ち出しをしてるんじゃないかと予想します。

 

ではどんなところが「便利そう」なのでしょう?

 

それは恐らく以下の二点に集約されるんじゃないかと思われます。

 

(1)インナーを付けたり外したりすることによって、秋〜冬〜春とスリーシーズンをカバーでき、このジャケットにプラスしてメッシュジャケットがあれば年間カバーできる。

 

(2)晩秋や初春のまだ肌寒いけど、昼間は温度があがる季節に、インナーを脱着することによって温度調整が可能。

 

この二点についてですが、まぁ「ほぼ正解」ではあります。

 

ただしこれが「過不足なく」という条件になると、必ずしもそうも言えない・・・ってことをあまりメーカーはちゃんと伝えません。

 

基本的に今からお伝えすることは僕の経験則に拠るものですから、万人に普遍性があるわけではないということをまず申し添えておきます。

ただしライダーとしてもクシタニスタッフとしても30年の経験から、それほど偏っているわけではないということもそれなりに自負しています。

 

まず結論から申し上げますと、インナー脱着式の冬物のインナーを外してアウターだけを使用した場合概ね以下の3点の問題が発生します。

 

 (1)アウターのサイズ感

 (2)アウターの温度調整機能(エアインテーク等)の有無

 (3)インナーの収納性

 

 

そこでこの点について詳細に検討してみましょう。

 

では比較するモデルの紹介です。

 

DSC01108.jpg

 

左側が春・秋ジャケットとして制作された「クラリティジャケット」。

右が2016年のウインターモデル「アーバンジャケット」です。

 

両者ともに「タウンカジュアル&ツーリング」モデルというコンセプトは共通していますので比較するには打ってつけのモデルでしょう。

 

元々が、クラリティジャケットの人気に押され、冬物Verとして登場させたのがアーバンジャケットという位置付けですからこの両モデルは「兄弟モデル」と言ってしまってもいいかと思われます。

 

比較サンプルは両者ともにMサイズです。

 

まず一点目の「アウターのサイズ感の検証」から。

 

これは着用状態をお見せするのが早いでしょう。

 

まず、ジャケットは両者ともこの状態の上に着用しています。

 

DSC01091.jpg

 

ヒートテック一枚ですね。

 

なんかだらしないですねwww

 

まぁ公平を期するためにはこれが一番分かりやすいかと。

 

まずはクラリティジャケット(春・秋)から。

 

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これは私物ですからサイズ感はばっちり合ってます。

 

いざとなれば、薄手のミドルインナーくらいは着込める余裕がありますので、使用温度域は15℃〜25℃、使用シーズンは4〜6月と、9〜10月くらいになりますね。

 

恐らくオンシーズンの半分以上はこの手の春秋ジャケットで賄えるんじゃないかと思います。

 

では次にアーバンジャケット(インナー装着状態)です。

 

DSC01092.jpg

 

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こちらも冬物としましては申し分のないフィット感です。

 

それではインナーを抜いてみましょう。

 

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明らかにオーバーサイズですよね?

 

あらためて比べてみましょう。

クラリティジャケットと、アーバンジャケットインナー抜きです。

 

DSC01094.jpg

 

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インナー脱着式ウインタージャケットのアウターだけを使用した場合、いの一番に問題になるのがこの部分です。

 

冬物は「インナーありき」で設計しておりますので、どうしてもサイズ感は大き目になります。

 

では着た印象だけでなく実際に実寸法を比較してみましょう。

 

アーバンジャケットのアウターにクラリティジャケットを乗せてみます。

 

DSC01099.jpg

 

どちらも脇パネルが黒なので分かりにくいんですけど、実際はこのくらいのサイズ差があります。

 

DSC01100.jpg

 

では採寸してみましょう。

 

まずはクラリティジャケットの身幅です。

 

DSC01101.jpg

 

平置きで約52僂任后

 

次にアーバンジャケット(アウター)。

 

DSC01102.jpg

 

同じく平置きで約54僉

 

平置きで2僂虜垢箸いΔ海箸漏絢で4僂虜垢あるということです。

 

つまり「ほぼワンサイズ強」冬物の方が大きくなります。

 

モデルによっては身幅調整機能が付いたモデルがありますが、残念ながらアーバン系には腰ゴム以外にサイズを絞る機能がありません。

 

結果「冬物のアウターのみ」を着用した場合は以下の問題点が発生します。

 

 ●走行時のバタつきやダブつきのリスクが高まる

 ●シルエットが綺麗に出ない

 

 

次に二番目の問題点「温度調整機能の有無」です。

 

春・秋物ジャケットは、よっぽどカジュアルに振ったモデルでなければまずほとんどのモデルにエアインテークを装備しています。

 

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しかしウインタージャケットは基本冬場の走行をメインに想定していますので、そういった装備はほとんどのモデルで省略されています。

 

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*例外的にゴアテックスウインターモデルのみ装備しています。この辺も含めてフラッグシップってことですね。

 

つまり、春秋用ジャケットに比べ、ウインタージャケットのアウターは「暑くなった時の対応能力に劣る」わけです。

 

エアインテークそのものは、もちろん夏場の使用に対応するほどの能力はありませんが、やはり微妙な温度域の時には「あってよかった」と思う場面は多々あります。

 

 

 

では三番目の「収納性の問題」を検証しましょう。

 

これには若干の注釈が必要です。

 

今までの説明は「インナーを付けているか外しているか」という両極の検証結果です。

 

これからは「一日のツーリング(泊りがけでも同じですが)の中で付けたり外したりして温度調整が出来るか?」ということについて検証していきましょう。

恐らく量販店さんなんかでそういう商品説明を聞かれたことはあるでしょう。

 

朝出発する時には寒いのでインナーを付けて出発した。

しかし日中には暑くなったので外した。

 

確かに便利そうですよね?

 

でもちょっと待ってください。

 

この外したインナーどこに仕舞いますか???

 

DSC01103.jpg

 

一般的なウインタージャケットの中綿はほとんどが化繊です。

 

最近の化繊の性能向上は目覚ましく、同じロフトの保温性ですとほぼ天然のダウンを凌駕する勢いです。

しかも扱いもラフでいいですし、なんと言ってもダウンに比べてコスト的に有利です。

 

ただしどうしてもダウンに劣る部分・・・それが収納性なのです。

 

試しにこのアーバンジャケットのインナーを、僕が日頃よく使っているサイドバッグに入れてみましょう。

 

DSC01104.jpg

 

ほぼ片側のサイドバッグに一杯になってしまいます。

 

これに対してダウンだとどうでしょう?

 

DSC01105.jpg

 

バッグに対する占有体積はほぼ化繊の半分です。

 

これがダウンの持つアドバンテージのうちのかなり上位を占める部分なのですよ。

 

以前もこんなこと書いたと思いますが、10月前半までのまだ日中の気温が高い時期に、ナゼ僕が「春秋ジャケット+ダウン」の組み合わせで出かけるかと言いますと、このダウンの圧倒的な収納性の高さなのです。

 

「寒かったら着る 暑かったら脱いでポンとバッグに仕舞っておく」

 

よほどバッグやケースに余裕がない限り、これが出来るのがダウンであり、そこがダウンの強みなのです。

 

なんでも適材適所ってわけですよ。

 

以上読んでいただいて概ね結論をご理解いただけますでしょうか?

 

つまりインナー脱着式ウインタージャケットは、インナーを外して春・秋用に「使えないことはない」けれども「純然たる春秋モデルと比較して過不足なく使える性能」は有していない。

 

こういうことです。

 

分かりやすく例えると(分かりにくい人も多いかと思いますがw)、超便利ズームと単焦点レンズの違いです。

 

それまでプラナー85mmf1.4でポートレートを撮っていた人が、タムロンの28−300mmf3.5-6.3の85mm域を使って同じ写真が撮れるのかどうか?ってことです。

 

もちろんその人の使用用途に合っていれば、高倍率ズームが唯一無二になる人もいるでしょう。

しかし全焦点距離において、それぞれの焦点距離の単焦点レンズに比べて画質もボケ味も劣らないなんてことは絶対にないわけです。

 

 

個人的な話しになりますが、僕はプライベートのツーリングでインナー脱着式の「アウターだけ」を使用したことはこれまでただの一度もありません。

 

それが相応しい温度域の時には春・秋物を着て行っちゃえばいいわけで、その温度域で着るものに不自由していません(商売ですから当たり前ですがw)。

 

もっと言ってしまえばインナー脱着式の冬物というものが僕はあまり好きでもありません。

なんてったって脱ぎ着が面倒くさい!!!ww

 

特に脱ぐ時にインナーの袖口をいちいちアウターと一緒に抓んでおかないといけないのが耐え難いほど面倒臭いのですwww

 

ただですねぇ。

こういうこと書くと、なんでも極端に捉える人も少なくないんですよ。

 

つまり「インナー脱着式の冬物って意味無いの?」っていう結論に容易に達してしまう例が少なからずあるってことです。

 

そんなわけでここに書いた要旨をもう一回整理しますね。

 

つまり「インナー脱着式ウインタージャケットは、春秋用ジャケットの機能性を完璧に兼ね備えているという幻想を捨てましょう!」ってことが言いたいことのほとんどです。

 

その幻想を捨てれば、またこのインナー脱着式という機能にも別の利便性が見えてくることでしょう。

なんでも使い方次第・・・ってわけですよ。

 

この辺はまた店頭でも詳しく説明しますね!

 

次回いつになるか分かりませんが、逆に「春・秋用ジャケットにダウンインナーを装着すれば、ウインタージャケットと同じ保温性が得られるのか?」ってことについても詳しく解説しまーっす!

 

 

| kushitanimeit | ツーリングノウハウ | 17:01 | - | - | pookmark |
2017.07.07 Friday
夏用パンツの選び方〜ライドワークボトムス編〜:KUSHITANI名東店

台風が去って夏を思わせる爽やかな天気が二日ほど続いていますね!

 

お天気がいいと僕はほぼ自転車で通勤しているんですけど、昨日、今日くらいの気温だとそれほど汗もかかずにとても気持ちのいい通勤ライドを楽しんでいます。

 

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そうなんですね。

僕はめっぽう暑さには強いんですよ!!

 

自宅ではまずエアコン使わないですしね!

 

そのかわり寒さにはまるで弱く、電気ストーブをようやく片付けたのは2週間ほど前のことですwww

 

DSC00029.jpg

 

うーん・・まだ気温が足りないな・・

 

夏よ・・もっと本気出せよ。

 

さて。

そんな夏本番を間近に控えたタイミングで、ちょっと「夏用のパンツの選び方」についてレクチャーいたしましょう!

 

ジャケットの場合、「夏用」と限定するとほぼほぼメッシュジャケット一択になりますが、パンツにはいくつか選択肢があります。

 

まずはその中でも、「絶対的通気性で選ぶならコレ!」という「K-2312 メッシュライドワークボトムス」からご紹介いたしましょう。

 

DSC00033.jpg

 

御覧のようにテキスタイルのメッシュパンツです。

 

特徴としましては、まずはその通気性です。

 

DSC00041.jpg

 

各部に配置されたメッシュ生地が、ダイレクトな通気をもたらしてくれます。

 

DSC00042.jpg

 

そしてライディング用レザーパンツとほぼ同等のプロテクター類ですね。

 

膝にはCEパット装備。

 

DSC00043.jpg

 

腰にもプロテクターが装備されております(いずれも着脱可能)。

 

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つまりこのパンツに関しましてのアピールポイントは大きく以下の二点です。

 

 ○絶対的な通気性

 ○しっかりしたプロテクター

 

夏用パンツに求める条件として以上の点を重視するお客さんにはコレがオススメかと思われます。

 

ただどんな商品にもちょっとした苦手項目ってのはありますよ。

 

まずはこれ、革以外のパンツ全般に言えることなんですけど、シートやタンクへの食い付き感はどーしても革(特にエクスプローラ系)には及びません。

 

つまりシートの上で滑るんですね。

 

それまでデニムジーンズやテキスタイルパンツを主に使用されてきたライダーさんだとそんなに気にならないんでしょうけど、クシタニユーザーさんはもうほとんどエクスプローラー(カントリー)ジーンズをお持ちです。

 

あのパンツの絶妙なグリップ感を一度味わってしまっている方ですと最初は違和感を感じるかもしれません。

 

一応対策としてお尻(内モモ)に、エクスプローラージーンズの革を貼り付けてあります。

 

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当然これでも「無いよりは相当効果的」ではありますが、言うまでもなくエクスプローラージーンズと遜色のないグリップ感・・・とまではいきません・・・

 

それともう一点。

 

これはこの「メッシュライドワークボトムス」固有の問題ではなく、こういうテキスタイルライディングパンツに宿命的に付随する問題なのですが、「デザイン的なカジュアルさはそれほど望めない」ってことですね。

 

どーしてもデザインはいかにも「ライダー然」としてしまいます。

 

た・だ・し!!

 

この点につきましてはこのモデルは大きく改善されています。

 

ちなみに比較のために載せますが、これは昨年モデルの画像です。

 

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まぁ、割とオーソドックスなスポーティなデザインです。

 

しかし今年モデルはその点ぐっとカジュアルテイストが盛り込まれています!

 

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サイドポケット装備で、カーゴパンツ風な作りにプラスして、革のサイドラインなどデザイン的なアクセントも効いています!

 

 

シルエットも割と綺麗目です。

 

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全体的にかなりストレッチが効いた素材ですので大変履き心地もよく動きやすい!

 

その上サイドにジャージが装備されておりますので、サイズ的な融通もけっこうききます!

 

 

実際お客さんに試着していただくと、シルエットは全然ダボッとしていない割に、案外ウエスト太目のお客さんにも対応しちゃっています。

 

カラーバリエーションはここでご紹介したネイビーと、もう一色「ブラック」という2色展開です。

 

メッシュじゃない「ライドワークボトムス」はほとんど売り切れちゃったんですけど、このメッシュVerはそれなりにまだ在庫が残っています。

 

気になる方はぜひ在庫状況をお問い合わせ(0561-62-9033)くださいね〜〜!

 

| kushitanimeit | ツーリングノウハウ | 14:37 | - | - | pookmark |
2017.06.30 Friday
防水サイドバッグ実践テスト編:KUSHITANI名東店

えー。

以前もこのブログに書きました「ワンタッチ着脱可に改造した防水サイドバッグ」ですが、その後いろいろと改良を加え、実践テストを繰り返しております。

 

まず発生した問題点から。

 

 

このバッグにワンタッチ着脱のためのアタッチメントの取り付けを行うにあたって、裏側はこんな仕様でした。

 

 

とりあえずアタッチメントの大まかな大きさに合わせたプラ板をネジ止めしていたのですが、これが思わぬ誤算(いや・・最初から気付けよって問題なんですがww)でした。

 

このバッグは、単体で形状を保つための芯のようなものは装備されておりません。

 

そこで前回の記事に書きましたよう底板だけは入れたんですが、背面はこのプラ板だけなんです。

 

するとどーなりますかと言いますと・・・

 

 

車体に取り付けると、このプラ板に沿ってバッグがペコンとお辞儀しちゃうんですね・・・

 

中身が入ってりゃ形状は保てるんでしょうけど、空荷で出かける時もあるわけでこれはどうにも見た目がよろしくありません。

 

そこでもっと大きなプラ板に取り替えてやります。

 

アタッチメント取り付け用の穴を開け・・・

 

 

バッグと擦れるところが痛まないように角を丸めてやります。

 

 

これを取り付けてやりますと・・

 

 

空荷でもバッグがシャンとした形状を保つようになりました。

 

 

よしよし!これでOK!!

 

と・・・先日の「鎌倉・江ノ電ツーリング」はこの仕様で出掛けたんですが、致命的な問題が発生しましたwww

 

えーーー・・・・

 

雨の中走行したら浸水しましたwwwwww

 

防水バッグの意味ねーじゃん!!ww

 

まあアタッチメント取り付けのために本体に穴を開けてるんで浸水のリスクは承知の上でして、一応対策のためにネジにゴムワッシャー噛ませたんですけどこれだけじゃ完全ではなかったようですね。

 

 

そこでさらにシールを強化してやることにしました。

 

 

ゴム板をアタッチメントの形状に2枚切り出してやりまして・・・

 

ネジよりも小さ目の穴を開けます。

 

 

一枚目はアタッチメントのすぐ裏側に噛ませ・・・

 

 

 

バッグの裏側にもう一枚挟み込みます。

 

 

そしてプラ板をネジ止め。

 

 

もちろんアタッチメント側もプラ板側にもゴムワッシャーはそれぞれ噛ましています。

 

さあ!これでどーでしょう??

 

まずはお店の駐車場でホースから水ぶっかけて実験です。

 

 

遊んでるように見えますが一応仕事ですwww

(自社製品じゃないけどw)

 

 

一応この段階では水漏れは発生していません。

 

しかしこういうのはあくまでシュミレーションで、実践テストをしてみるとまた思わぬ問題が発生するものです。

 

てなわけで、雨の休日を狙って実験ツーリングに出かけました。

こんな日ばかりは雨が強いとワクワクしますねww

 

雨の中ただ走っても面白くありませんので、雨に映える写真を撮ろうと目的地は郡上八幡にしました。

 

 

 

思惑通り、雨の郡上はフォトジェニックです。

 

 

 

で、郡上在住の定連をカフェまで呼び出します。

 

 

なんか僕、他に友達がいない人みたいに彼女とはよく顔を合わせてる気がww

 

相変らず娘は可愛いのぉ。

 

 

で・・結果から言いますと、かなりの豪雨の時間帯に若干の浸水が見られましたwww

(ナゼか浸水するのはいつも右側なんですよね・・・)

 

ダメじゃーーん!

 

てなわけで、さらにシーリング強化を施してVerアップしております!

 

さて?果たして夏のロングに間に合うのか??

 

またテストに出かけましたら報告しますね〜〜〜。

 

| kushitanimeit | ツーリングノウハウ | 13:27 | - | - | pookmark |
2017.06.11 Sunday
積載の達人の技紹介!Sさん編:KUSHITANI名東店

本日常連のSさんが、「早速店長のアイデアを使わせてもらいました〜!」と報告に来てくれました。

 

このSさん、ご夫婦揃ってロングツーリングが大好きで日本全国あちこちと旅をされているのですが、積載に関する工夫の達人でしていつも参考にさせてもらっています。

 

今回Sさんが自作されたのがコレ!

 

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一見大型のツールボックスですが、これの蓋をあけますと・・・・

 

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あら素敵!!

 

この中にコーヒーセットを入れて持ち歩かれているとのことです。

 

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驚くなかれ、このケース、ホームセンターなどで売っている塩ビパイプからの自作なんだそうです。

 

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エンビパイプにカッティングシートを貼り、エンドと蓋のパーツを塗装されて仕上げられたそうです。

 

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そしてこのケースの取り付けのために、先日僕がご紹介したオルトリーブのアタッチメントを流用されたとのこと。

 

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もちろん着脱はワンタッチ!!

 

 

 

このケースを装着するためのパイプも、ご自身でキャリアを加工されて取り付けられたそうです。

 

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そもそもSさんが、こういう自作ケースをバイクに取り付けはじめられたのは、釣竿の運搬のためだったそうです。

 

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なるほどー。

釣竿のような長尺のものはバッグには収納しにくいですし、キャリアなどに括りつけるのも不安なものです。

 

これならば安心して持ち歩けますよね!

 

とにかく工夫とアイデアの引き出しがいっぱいのSさんに僕のアイデアを採用してもらったことは本当に嬉しく思いますし、こういう各々のアイデアを共有し合えるのはとても刺激になります!

 

Sさん本当にありがとうございました!

 

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てなわけで、Sさんがお帰りになった後に僕もハタとひらめきました!

 

そうだ!カメラの三脚を持ち運ぶアタッチメントを作ってみよう!!

 

三脚も持ち運びに苦労するアイテムですからねー。

 

というわけでやってみたのがコレ。

 

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RAMマウントの流用ですが、とりあえず現時点では三脚はまだ強度的に不安が残りますので一脚を運んでみることにします!

 

皆さんもぜひ「オレはこんな工夫してるぜ!!」っていうノウハウがございましたら是非是非お店まで自慢しにきてくださいねー!

これから夏に向けて、皆さんのアイデアをどんどん共有していきましょう!

 

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2016.11.22 Tuesday
鳥取ツーリングのレイヤリングにつきまして:KUSHITANI名東店

まずは告知です!

 

明日23日(水)は、通常定休日の水曜日ですが、祝日のため営業いたします!!

その代わり24日(木)は振替でお休みいただきますのでよろしくお願いいたします!

 

さて、先週の鳥取蟹ツーリングの使用ウエアについて解説しつつ、冬場のレイヤードについて考察していきましょう。

 

通常11月の第三週の山陰方面の気温というのは、本当に「その年次第」なんですね。

もう生きてるのが嫌になるくらい寒い時もあれば、ポカポカと汗ばむような時もあります。

 

今回のツーリングは「この時期にしては暖かい」二日間でした。

 

温度域で言えば6℃〜15℃くらい。

冬場のツーリングとしては、ヘヴィーゾーンよりも暖かいミドルゾーンくらいでしょうか?

 

さあそんなツーリングのために僕がチョイスしたウエアは以下の通りです。

 

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左から、2016年のNEWモデル「ウインターアメニタジャケット」

ミドルレイヤーにこれまた2016年モデルの「ウインドストップパーカ」

アンダーは昨年か一昨年モデルの「ウインターロングTシャツ」です。

 

上半身のレイヤードはこの組み合わせでしたが、基本的にこれで過不足の無い快適さでした。

 

恐らく一日の気温のほとんどが5℃以下になるような極寒な状況ですと、これではちょっと役不足かと思われます。

この場合はミドルレイヤーの保温性をもう少し上げることで対応していきます。

 

ウインドストップパーカは、防風性は強力ですが、中綿やフリースのような「保温層」は備えていません。

今年のモデルでしたらウインドストップカーディガンのように保温層を備えたものに代えていくといいかと思われます。

 

もちろん僕もそういう中綿入りミドルレイヤーは所有しているのですが、今回その辺りのモデルを着用していくと「温度が思ったよりも上がってしまった時」に対応出来なくなってしまうためこの選択でした。

 

そして帰路は深夜に近くなってしまったのですが、さすがにその時間帯の関ヶ原付近は冷え込みます。

そんな時に重宝するのはやっぱりダウンですよね。

 

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最後はこの4枚重ねでの走行となりました。

 

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中綿入りのウインタージャケットのインナーにダウンを着込むのは、本当に「最終手段」です。

今回はそこまでの寒さでもなかったのですけど、「せっかく持っていったんだから着ようかな?」ってところです(笑)

 

そして忘れちゃいけないのがコレ。

 

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貼るカイロですね。

これを腰に貼っておくとポカポカ具合が段違いです。

 

それでは下半身です。

 

これはもう毎度おなじみですね。

 

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カントリー(エクスプローラー)パンツに保温インナーです。

 

今回の温度域ならこれでちょうどいい快適さでした。

 

そしてもちろん貼っています(笑)

 

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グローブはウインターと春秋と二双持って行きました。

 

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使用比率はほぼ5:5くらいでした。

 

一応インナーも持って行きましたが、今回は使わずに済みました。

 

今回はこんな感じでしたが、明日からはググーっと冷え込む模様・・・

次回はもっとヘヴィーゾーンのレイヤードをご紹介出来るかと思います!

 

 

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2016.10.21 Friday
この季節のレイヤリングについての実践的考察:KUSHITANI名東店

この季節ほどウエアの選択に悩ましい時期はありません。

 

特に今年の秋は、いつまでも暑かったり急に寒くなったりの差が激しいのでなおさらですよね。

 

そこで今週と先週にツーリングに行った時のウエアの組み合わせをご紹介しつつ、この季節のレイヤリングについて考察していきたいと思います。

 

まずもってアウターですが、この季節は冬物を着ていくにはまだ早すぎます。

朝・晩はいいかもしれませんが、日中に気温が上がってしまうと中綿入りの冬物ではいくらなんでもまだ暑すぎますよね。

 

最近はインナー着脱式の冬物が増えましたけど、昼間暑くなってインナーを外した時に、嵩張る化繊のインナーをどこに仕舞っておくんだ?という問題が発生してしまいます。

 

クシタニに限らず、ほとんどの冬物の中綿インナーは化繊ですから、コンパクト性には欠けるのです。

 

そこでチョイスするのは「風は通さないけど中綿が入っていない春・秋物」です。

 

僕の最近のお気に入りはアメニタジャケット(2016年モデル)です。

 

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限りなく完全防水に近い防水能力に加え、このアウトドアテイスト溢れるデザイン。

 

まさに機能とデザインが高次元でバランスした傑作ジャケットだと思います。

 

これにミドルレイヤーとして、これも今年の大ヒットアイテム、「ウインドストップパーカー」を組合わせます。

 

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これが基本のレイヤードですね。

 

アンダーに関してもこの季節は難しいです。

あまり高機能な保温性をもったアンダーを使用いたしますと、気温が上がってきた時に対応し難くなります。

 

ジャケットやミドルと違って、アンダーはそう簡単に旅先で脱ぎ着出来ませんから・・・

 

そこは温度域に合わせてチョイスしますが、一日の気温の変動幅が15℃〜25℃くらいの間でしたら保温アンダーでなく通常のコットンでも問題ないでしょう。

 

つまりはこんな組み合わせです。

 

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実際に先週の九州も、今週の群馬もアンダーはコットンの長袖Tシャツでした。

ただし、今週の群馬の往路は朝早かったのと山間部が中心でしたので保温アンダーを使用しました。

 

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群馬でも二日目は暖かかったのでコットンTシャツを着用しています。

 

アンダーに関しては、時間帯や場所を考慮しつつ使い分けるといいでしょうね。

 

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そしてエマージェンシとしてこの時期重宝するのがダウンです。

 

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とにかくダウンの特徴は「暖かくて、収納するとコンパクトになること」です。

 

先ほどのお話の重複にもなりますが、標準装備のインナーは畳んでもそれほどコンパクトになりませんので、「着たり脱いだりして温度調整するアイテム」としては向きません。

 

その点ダウンはこんなにコンパクト!!

割とコンパクトさには定評のあった「ゴアテックスパックライトレインスーツ」よりもさらにコンパクトです。

 

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この大きさなら、脱いだ後もバッグにポイッと放り込んでおけます。

 

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僕のツーリングバッグには、真夏以外のほとんどの季節にダウンは常備されています。

 

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先週の九州ツーでは、早朝に大分に上陸し、すぐに山間部に入って行ったため相当寒く、ダウンはとても重宝しました。

 

これが「この季節に気温が下がり切った時のレイヤード」です。

 

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重ねる順番の画像の通りです。

 

本来ダウンはウインドストップパーカーの下に着込んだ方が効果は高いのでしょうけど、着脱が面倒くさいのと、パーカーの下に着用しますとクリアランスの問題も発生しますので、ジャケットとパーカーの間に着込みます。

 

実際九州ツーの時は午前中は皆ダウンを着用していました。

 

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さすがクシタニ店長です。

皆さん抜かりなく準備していますね。

 

上半身はこんな感じです

まとめるなら・・・・

 

防風性に優れた春・秋用ジャケット+薄手のウインドストップ系ミドル+状況に応じたアンダー+温度調整用ダウン

 

こんな感じになりますね。

 

では下半身です。

 

こちらはもう解説するまでもないですね。

真夏以外のツーリングパンツはもう、エクスプローラー(カントリー)ジーンズほぼ一択です。

 

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これさえ履いていれば、ほとんどありとあらゆるツーリングシーンに対応してくれると言っても過言ではないでしょう。

 

そして群馬ツーの往路だけは保温アンダーを併用しました。

 

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ただし下半身の保温アンダーは、上半身以上に脱ぎ着が面倒ですから、着用するか否かは慎重に判断してください。

 

 

お次はグローブです。

 

ジャケット同様、まだウインターグローブは早すぎますので、春・秋用グローブに状況に応じてインナーを組み合わせます。

 

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参考までに最近の僕のお気に入りは、EX-5214アウトドライエクスプローラーグローブです。

 

名前の通りアウトドライフィルムを装備しておりますので、相当の雨にも耐えられますし、エクスプローラージーンズと同じ超撥水・耐洗濯性皮革を使用していますので限りなくメンテナンスフリーです。

 

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何よりも「晴れでも雨でもいちいちグローブをつけかえなくてもいい」というのは僕にとって大きなアドバンテージです。

 

しかしこのグローブ、フィルムを内蔵していますので操作性は正直イマイチです。

 

つまり「雨の日に走る」という前提が基本的にない人にとっては、「操作性やフィット感がイマイチ」なグローブにしかなりません。

 

どんな選択でも適材適所です。

 

常に店頭でも申し上げていますけど、「自分のスタイルにとっては、どのチョイスが一番合理的なのか?」ということを常に念頭に置いて商品選びをすると間違いのない買い物が出来ますよ!

 

そしてもちろんいざという時のためにウインターグローブは携行しています。

 

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今回、群馬ツーの往路だけはウインターにつけ替えました。

 

そもそも「朝から晩まで同じグローブ1本でOK」な季節というのは非常に限られています。

真夏と真冬くらいじゃないでしょうか?

 

クシタニの店長同士でツーリングに行きますと、皆さん常にバッグの中に2〜3本グローブを携行し、休憩の時に温度に合わせてマメにつけ替えてますね。

 

そして小物です。

 

ツーレポにも書きましたが、この時期に非常に重宝するのがネックウオーマーです。

 

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とくかく防寒のコツは「身体の中で『首』と名の付く箇所を冷やさない」ことにあるのですが、首元の防風と保温を兼ね備えたネックウオーマーの効果は絶大なものがあります。

 

その上着脱も気楽ですし嵩張りませんので、温度に合わせて付けたり外したりする手間がなく、バッグに放り込んでおくといざという時に本当に役に立ってくれますよ。

 

以上参考になりましたでしょうか?

 

このレイヤードは、秋口だけでなく春先にも全く同じように適用できますのでぜひ参考にしてみてくださいね!

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2016.07.08 Friday
今回のツーリングの装備につきまして:KUSHITANI名東店

先日アップいたしました日帰りツーリングですが、チョビっとだけ装備のご紹介をいたします。

 

まずはジャケットから。

 

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今回はジョカーレジャケットをチョイスしました。

 

この日の名古屋の予想最高気温は31℃。

となると、概ね20℃〜30℃の間での走行になるでしょう。

 

この気温ですとメッシュだと寒すぎます。

 

なかなか一着のウエアで「朝から晩まで全く問題なく快適」な季節というのは案外短く(真夏と真冬くらいでしょうか?)、特に今くらいの中途半端な季節が一番頭を悩ませますね。

 

こういう場合、「どのウエアなら快適な時間帯が長く保てるか?」でチョイスするのがいいかと思われます。

 

例えばこの日メッシュを選んだとしましょう。

恐らく「メッシュにしてよかったぁ!」と思える時間って、全体の2割くらいで、残りの8割はウインドブレーカーか何かを上から羽織ってることになるかと思います。

 

特にルートは山間部ですし、帰りは夜になることが予想されます。

 

それでしたらエアインテーク&ダクトを装備した春秋ジャケットがベターなチョイスってことになるかんじゃないでしょうか。

 

しかしさすがにアメニタジャケットでは暑苦しいでしょう。

 

そこでこのジョカーレジャケットの登場です。

 

一応「理屈」だけで言いますと、このジョカーレジャケットも防風コーティングを施しておりますので、カタログスペック上の対応温度域はアメニタとほぼ一緒ということになります。

 

ただしジョカーレジャケットの表面素材はコットンです。

ナイロン素材のアメニタジャケットよりも着心地は数段軽くなります。

 

この「着心地の軽さ」というのはなかなか数値化できないのですが、体感的にはやはりナイロン素材のものよりは暑さに対して有利なんですよ。

 

実際この日の温度は、一番高い時で31〜32℃で、概ね走行中は20℃台中盤辺りでしたのでこのチョイスは正解でした。

 

本当はコーティングなしの「コットンライダースジャケット」辺りの方がより快適だったかもしれませんが、お店に置きっ放しで忘れて帰ってきちゃったんですよね(笑)

 

さて。

今度はバッグです。

 

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今回はUFタンクバッグ+タンクバッグをリアに使用+サイドバッグ(東ドイツ軍払下げ品)です。

 

日帰りにしちゃ荷物多いですね。

普通はタンクバッグ+サイドバッグで充分です。

 

ちなみにタンクバッグには地図とタブレット端末、ミニ三脚。

サイドバッグにはレインスーツ&レイングローブ、温泉グッズ、それとお土産のお酒用スペースです(笑)

 

ではリアバッグとして転用しているタンクバッグには何が入ってるかと申しますと・・・・

 

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カメラ機材一式ですね。

 

SONYα7兇法▲▲瀬廛拭七侏海妊織爛蹈鵑28−75mmf2.8(A09)を装着。

交換レンズとして、同じくタムロンの17−35mmf2.8-f4(A05)。そしてミノルタの200mmf2.8です。あと予備バッテリー2個。

 

最近意識的に写真を撮りに行くツーリングの時はほぼこの装備です。

 

これだけあれば、「ほぼ撮れないものはない」と思います。

 

市販のインナーバッグをタンクバッグの中に入れて収めれば、ちょうどこのバッグのサイズに全て収まります。

 

やはりカメラ機材はサイドバッグよりも水平な状態の場所に仕舞っておきたいですよね。

 

これにカメラを持つ歩く用に、メッセンジャーバッグ式のカメラバッグを肩からぶら下げ、その中にはサブカメラのSONY RX100M3を入れてました。

 

 

まぁ荷物に関しては個々人の差がとても大きいですからこれは参考まで!

 

それでは!

 

 

 

 

 

 

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2016.06.24 Friday
この季節のウエア選びと考察【ちょっと加筆】:KUSHITANI名東店

梅雨時の、本格的な夏を前にしたこの季節が一番ウエア選びに迷うところですよね。

 

そこで、僕が個人的に今回のツーリングで着用したウエアをご紹介しながらこの季節のツーリングウエア選びについて考えてまいりましょう。

 

まずはジャケットですが、今回チョイスしたのがコレ。

 

【K-2234 アメニタジャケット】です。

 

2016年の新作ですね。

 

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今回行き先は信州で、朝・晩の走行の想定されます。

尚且つこの季節ですので突然の降雨に対する対応能力も欲しい。

昼間の街中走行に備えてエアインテーク&ダクトの装備も必須。

 

そういう条件ですとまさにベストチョイスでした!

 

まず対応温度域についてですが、今回は普通のコットンのTシャツの上にこれを羽織って、ほぼ全ての時間で快適でした。

初日は昼前の出発でしたので、初っ端の街中の走行の時のみ「ちょっと暑いかな?」とは思いましたがほんの一瞬のこと。

 

それ以外の99%の時間帯で、全く問題なく快適に着用出来ました。

 

まずは結論めいたことを言ってしまえば、この季節(ある程度の距離と時間を要する)ツーリングに使用するにあたってメッシュはまだ全く必要ありません!

 

うかつにこの季節メッシュで出かけると間違いなく寒さに凍えますよ。

 

また、カタログやWEBでは大きく謳ってはいませんが、僕がこのジャケットをチョイスした大きな理由の一つに「ほとんどレインスーツ並みと言っても過言ではない防水性能」が挙げられます。

 

このジャケット、公称のスペックでは「防水」を謳ってはおりません。

 

理由はこの前立てやエアインテークのファスナーにあります。

 

 

アメニタジャケットはこの部分に止水(防水)ファスナーを使用しております。

 

対して「完全防水」を謳っているエクスプローラージャケットの前立て部分です。

 

 

ファスナーの前に、浸水を防ぐためのかなり深く折り合わせた「防水フラップ」が装備されております。

 

最近は止水ファスナーの性能はかなり向上しておりまして、実際一般のアウトドア用や登山用のレインジャケットであれば、この部分は止水ファスナーでも全く問題なく「完全防水」と称しております。

 

ただし、オートバイは登山よりもかなり前面からの水圧に晒されるため、止水ファスナーオンリー(フラップなし)のジャケットに「完全防水」と称してしまうことにクシタニ開発部では非常に慎重な姿勢なのですね。

 

その辺はクシタニという企業は非常〜〜にマジメでして、「万が一」の事態を想定してスペック公表しているのです。

 

それ以外の部分は、このアメニタジャケット、他の完全防水ジャケットと同水準の防水構造を持ち合わせています。

 

ちょっと写真じゃ分かりにくいのですが、縫い目という縫い目は全て裏からシームテープ処理されています。

 

 

 

つまりこのアメニタジャケットは、一般的なアウトドア用ウエアの基準に照らし合わせれば、ほぼ「完全防水」と称しても問題ないスペックは有しているのです。

 

そしてもう一つ、各部に止水ファスナーを採用しているメリットはここにもあります。

 

 

エアインテークですね。

 

ここも「完全防水」を謳うジャケットには全て防水のためのフラップを装備しています。

(エクスプローラージャケットはインテークそのものも省略しています)

 

*画像はゴアテックスプレミアジャケット

 

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これはご経験のある方なら骨身に染みていると思うのですが、このフラップつきのエアインテークというものはどうにも使いにくいのです。

 

まずはベルクロを外し、フラップをかき分けてファスナーを開けます。

 

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この状態ではすぐにフラップが閉じてしまいますため、中からエアインテークを開いた状態で固定するためのストラップベルトを取り出します。

 

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そしてそれをジャケットに固定すると・・・

 

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この一連の作業はとても「信号待ちでちょいちょい」と出来る作業ではありません。

 

それに比べてこの止水ファスナーですと、信号待ちのちょっとした停車時や、上手くやれば走行中ですら開閉が可能です。

 

これはこの季節のツーリングの温度調整には本当に重宝しました!

 

つまりこのアメニタジャケット、限りなく完全防水に近いスペックと、あえて「完全防水という呼称」を捨てたが故に手に入れた利便性の落とし処が絶妙なんですね!

 

特に今回のツーリングのように、山間部は10℃台中盤、街中は30℃超え、終盤にそれなりの降雨・・・という状況全てに完璧に対応してくれました!

 

余談ですが、この状況への対応能力はまさに「夏の北海道スペシャル」としても最適ですよ!

 

それと忘れちゃいけないのがこのアウトドアウエアテイストのデザインです!

やっぱりツーリングは気に入ったデザインのジャケットの方が圧倒的に楽しいですし、デザインも間違いなく機能の一部なのです!

 

最近の僕は、「ある程度の距離を走り、天候の変化もそれなりに予想されるツーリング」にはアメニタジャケット。

「ほぼ雨の心配もなく、近距離ツーリングに気軽に羽織っていく場合」はジョカーレジャケット、という使い分けが成立しております。

 

 

さて、ジャケットにすっかりスペースを割いてしまいましたが、今度はボトムです。

 

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これはもうあんまり書くことないですね・・・

 

だってカントリー(エクスプローラー)ジーンズさえあれば、他は全く必要ないくらいツーリングパンツとして完璧なんですもの。

 

まぁ最近のお気に入りはこの画像の「レディースVer」ってことがちょっとしたトピックですかね?

 

このレディースVer、股上浅目でシルエットが綺麗なので最近とても気に入って愛用しております。

 

 

お次はグローブ。

 

今回のツーリングは二双のグローブを状況に応じて使い分けました。

 

夏用のメッシュグローブと・・・

 

 

春秋用(降雨想定)のEXアウトドライグローブです。

 

 

これは単純に「暑い時はメッシュ」「寒い時や雨の時はEX」という使い分けでした。

今回のツーリングでは使用時間はほぼ50:50でした。

 

そもそも「一本のグローブで朝から晩まで問題なくカバーできるシーズン」って一年のうちで案外短いんですよ。

完全な真夏か真冬くらいでしょうか?

 

それ以外のシーズンは、僕は(他のクシタニショップの店長も)ほぼ2〜3本のグローブを携行して状況によって使い分けております。

 

 

えーっと・・あとブーツですね・・・

ここ3年ぐらいはペコスブーツを愛用中です。

 

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なにしろこのガッチリとした造りと、相当な防水性と、使い込むと味の出る雰囲気がお気に入りなのデス!

 

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以上参考になりましたでしょうか?

 

この組み合わせはGWからこの季節まで、また9月〜10月までの間はほぼ同様です。

これにプラスしてダウンやインナーグローブで適時調整する感じになります。

 

詳しいことはまたぜひ店頭でご相談くださいね!

 

 

 

 

 

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