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2017.12.03 Sunday
パンツカスタムのご紹介:KUSHITANI名東店

ちょっとご無沙汰してしまいました。

 

さすがにこの時期新製品の入荷もありませんし、ツーリングのペースも落ちますしね・・・

 

そんなタイミングでカスタムをご依頼いただいていたお客さんのパンツが仕上がってまいりました。

 

このお客様、男性の方なんですけどかなり細身な方です。

日頃のジーンズも25〜26インチを着用されていらっしゃるとのことで、なかなかバイクウエアでもジャストフィットのものが見つからずに苦労されていらっしゃいました。

 

以前からエクスプローラー(カントリー)ジーンズにご興味を持たれていらっしゃったようなのですが、メンズサイズは28インチからの設定ですのでもう「無理だろう・・」と諦めていらっしゃったとのこと。

 

そこでまずご提案したのがレディースモデルです。

 

以前もご紹介いたしましたけど、現行のレディースモデルは、以前のEXL-1209(ブーツカットモデル)に比べて腰回りのカットがスッキリしているため男性が穿いても不自然な膨らみが出ずに綺麗なシルエットになります。

(実は僕も最近はこのレディースモデルを愛用しております)

 

そこでそのレディースモデルのなかでも最も細い「レディース28インチ」をご試着頂くとほぼジャストフィット!

 

 

DSC01263.jpg

 

実のところこの現行レディースモデルは腰回りがタイトなため、28インチを楽々と穿けるのは女性のお客さんでもかなり限られてきます。

 

とりあえずこのサイズをお買い上げいただいたのですが、やはり寸法とシルエットは「100点満点」ではありませんでした。

 

そこで後日、日頃お使いのジーンズをお持ちいただきカスタムのご相談となりました。

 

そのお客さんの私物の着用状態はこんな感じです。

 

DSC01268.jpg

 

DSC01267.jpg

 

エクスプローラージーンズよりももう一回り細身です。

 

特に裾部分はかなりの差があります。

 

こちらはエクスプローラー。

 

 

こちらがお客さんの私物です。

 

 

お客さんの私物はスキニータイプですので、裾に向かってかなりテーパーがかけられています。

 

では実寸法を比較してみましょう。

 

下がエクスプローラー、上がお客さんの私物です。

あくまでも実寸法ですと、平置きで太腿部分で1,5cm差(つまり外周で3僉法

 

DSC01277.jpg

 

 

膝周りで2cm(外周4cm)。

 

DSC01277.jpg

 

裾に至っては3,5cm(外周7cm)です。

 

DSC01275.jpg

 

この寸法をそのままツメればその通りのシルエットになるかというとなかなかそうでもないところが難しいところ・・

 

もともとが違う形状のパンツですので、オリジナルのエクスプローラーのシルエットも維持しつつ、お客さんのイメージに近づけるための寸法を割り出しまして工場へ送った数値はこんな感じです。

 

IMG_20171203_0001.jpg

 

ウエスト〜ヒップ2cm、太腿1cm、膝周り2cm、裾幅6cmです。

 

通常のサイズツメの場合、裾幅ってほとんどイジりませんのでこのツメ幅は相当な数値です。

 

 

さぁそれで仕上がりはこんな感じ!

 

DSC07307.jpg

 

おお!!カッコイイ!!!

 

DSC07300.jpg

 

一回りスリムになり、裾に向けて綺麗なラインも出ています。

 

DSC07310.jpg

 

お客さんにもご満足いただきました。

 

こういう場合、何よりも大事なのはお客さんの方に「こういうシルエットにしたい!」というイメージがハッキリしてることです。

 

今回はご自身の愛用されているパンツを持ち込まれてのご相談だったのですが、こういうサンプルがあると分かりやすいですし、その時点で「出来ること」「出来ないこと」のアドバイスはある程度差し上げられます。

 

今回のカスタマイズは、「サイズツメ」の料金が適応されますため見積もりもしやすく、ウエストから裾までのツメ修理ということで¥15,000(税別)でした!

 

皆さんも何か「ここがこうなってたらな〜」ということがございましたらまずはお気軽にご相談くださいね〜。

 

 

| kushitanimeit | カスタマイズ | 11:19 | - | - | pookmark |
2017.11.18 Saturday
冬用パンツカスタマイズ&裾上げのオハナシ:KUSHITANI名東店

以前の記事でもお伝えしたコットンパンツのカスタマイズ。

 

このカスタムは「断熱効果」と「ニーグリップ効果」を狙ったものだったのですが、ほぼほぼ狙った通りの効果を得ることが出来ました。

 

特にニーグリップ効果の恩恵は想像以上でした。

 

聞くところによると他店のお客さんでもこのブログを読んで依頼された方もいらっしゃるとか。

ありがたい話であります。

 

で、今度は冬用でも同じカスタムを施してもらいました。

冬場は断熱効果はそんなになくてもいいんですけど、やはりエクスプローラージーンズに慣れてしまうとコットンパンツは滑りが気になります・・・

 

かと言って通勤にオートバイを使って、そのまま仕事中も一日穿きっぱなし・・ってことを考えるとコットンパンツの軽さとカジュアル性は捨てがたいものがあります。

 

最近は仕事帰りに映画を観に行くことも多いですしネ。

そんなところもこのカスタムで一挙解決です!

 

DSC06144.jpg

 

昨年モデルのEワークウォームパンツです。

 

DSC06145.jpg

 

僕のサイズがたまたま残っていたので思い切って新調&カスタムしたのです。

 

ネイビーにブラウンの革ってのもなかなかオシャレでしょ??

 

 

ではこの機会に前々から書きたかった「バイク用ボトムの正しい裾上げ」についてちょっと書いてみましょうか。

 

当店に直接お越しになるお客さんにはセオリー通り採寸しているのですが、遠方のお客さんなんかはご自分で採寸せざるを得ない環境の方もいらっしゃるでしょうし、そんな時の参考にしてくださいませ。

 

さて。

まずはザックリと断定してしまいますが・・・・

 

SAなどで見かけるライダーの9割は実は裾が短すぎます。

 

これはもうご自身で判断されたか、ノウハウのないお店で採寸してしまったのかどちらかなのでしょう・・・

 

バイク用ボトムの裾上げに関しては、これはもう独自のノウハウがあるのです。

 

とは言っても理屈はとてもカンタン!!

 

「ご自身のバイクに跨って計りましょう!」←コレだけです。

 

DSC01345.jpg

 

オートバイに跨って、ステップに足を乗せた状態で裾が踝を完全に隠す。

 

これがオートバイ用ボトムの正しい裾の計り方の全てです。

 

これによって初めて「正しく、美しい裾の長さ」が計測されます。

 

ちなみに僕の場合この計測方法で11cmカットです。

 

DSC01349.jpg

 

では時々イスに座った状態で採寸するお店がありますがこれはどうなんでしょうか?

 

DSC01350.jpg

 

この状態で踝が隠れる長さは16cmカットという採寸値になります。

 

DSC01351.jpg

 

先程と5cmも差があります。

 

さて・・この差はどうして発生してしまうのでしょう??

 

実はここに大きな誤解があるのですが、実はオートバイに跨った時の裾のずり上がりのうち、足を曲げることによって発生する数値はそれほど大きくない・・ってことなのです。

 

ではどこで発生しているかと言うとココ!!↓↓↓

 

 

シートに座ることによって引っ張られた股側でずり上がっちゃってるんですよね。

 

なのでどちらかというと、ずり上がり寸法は足の角度よりもシートの広さに左右されることの方が大きいのです。

 

 

では先ほど「椅子に座って計った数値」でオートバイに跨ってみましょうか。

 

DSC01353.jpg

 

ほらね??

まるで短いでしょ???

 

これじゃあ冬場は風を巻き込みますし何よりもカッコ悪いですよねぇ・・・

 

僕は個人的にはこの「裾の短いライダー」が、バイクに乗らない人から見た「バイク乗りがダサく見える理由」の最たるものだと思っておりマス。

 

というわけで当店は365日「裾の短いライダー撲滅キャンペーン」を開催中なのでご協力よろしくお願いしますww

 

では最初の11cmにて裾をカットします。

 

DSC06146.jpg

 

通常裾上げのステッチ色は、パンツと同系色で行うことがほとんどなのですが、ちょっとコントラストをつけるために濃いグレーの糸を使ってみました。

 

これに関してはもうお客さんのご希望があればその通りにやりますので何かご希望の色があればお気軽にお申し付けくださいね。

 

さぁこれでバイクに跨ってみましょう。

 

DSC01358.jpg

 

まぁごく当然のことではありますがwww、美しいですね。完璧な寸法です。

ちなみにこの赤く眩しいスニーカーはおちょぼ稲荷の露店で衝動買いしたノーブランド品ですw

 

さて。

これでオートバイ用のボトムの裾の長さはご理解いただけたと思うのですが、当然の疑問として「バイクから降りた時は長すぎないのか?」というご質問をよく頂きます。

 

はい。もちろん長いです。

 

見てください。

 

DSC01355.jpg

 

裾上げ後に靴を脱ぐとこのくらいの長さになります。

裾の先端が踵〜土踏まずまできていますが、これが「バイク用ボトムの正しい長さ」なのです!!

 

でもこのパンツなら大丈夫!!

 

こうやってロールアップしてもオシャレですから!!

 

DSC01357.jpg

 

ただし実際問題、ロールアップしなくてもそんなに裾を踏んづけることもありません。

ブーツを履いていればそこに引っかかりますし、脱いでも普通は踵の上に引っかかってそんなに裾が下がってくることはありません。

 

ただですねぇ・・・

 

これ・・お腹が出てる人の多くが「裾を踏んづけてしまって困る」という悩みをお持ちなんですよ・・・

 

これね・・・気のせいじゃないんです・・・・

 

お腹の出ている人は、(適正サイズの裾の長さでも)裾を踏んづける確率が、標準体型の人よりも圧倒的に高いんです。

 

そこには明確な理由があるのですが、長くなりますのでこの「お腹の出た人(連呼www)はナゼ裾を踏んづけてしまうのか?問題」については次の機会に詳しく検証したいと思います!!

 

 

 

| kushitanimeit | カスタマイズ | 19:42 | - | - | pookmark |
2017.10.03 Tuesday
タンクバッグをリアバッグ専用に改造するの巻:KUSHITANI名東店

今日も新製品入荷はありませんでしたので、個人的なバッグ改造日記など。

 

えー。

もう長年作ってますのでお馴染みのクシタニタンクバッグ。

 

DSC00941_1.jpg

 

現行モデルは吸盤式にモデルチェンジしておりますが、僕が使っているのは一世代前のマグネット式です。

 

ただしこのバッグ、スクランブラーとは相性悪いんですよね。

 

スクランブラーのタンクはサイドのカバーがアルミ製ですのでマグネットは効かず・・・

かと言って吸盤も食い付く位置が悪く固定が甘いのです・・・

 

しかしこのバッグ、リアバッグにも使えるって知ってました??

 

ほら。伝統的にクシタニのタンクバッグは容量可変式じゃないですか。

 

真ん中のファスナーを外すと・・・

 

DSC00942_1.jpg

 

容量が約2倍に増えます。

 

DSC00943_1.jpg

 

しかしこの状態でタンクに付けたら邪魔ですので、底の部分のファスナーに内臓されているラバーコードを使ってリアバッグとしても固定できるようになっているんですよね(このゴムコードの存在知ってましたか?)。

 

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実はこのバッグ、タンクバッグとしては前の愛車ER-6nとも相性が悪く(ハンドルと干渉しました)、タンクに付けてたのってその前のTRX850の時くらいでずーっとリアバッグとして使ってました。

 

しかし・・・開発の人には申し訳ないんですが、このリアバッグ用のゴムコードってのがちょっとチャチなんですよね・・・

 

このバッグの前の世代のモデルまでは、ここのゴムはかなり太くて丈夫で長さの調整も簡単に出来るスグレ物だったんですけど、恐らくコストの問題とか委託してた業者が廃業しちゃったとかそんな事情があるのでしょう・・・

 

現行モデルのコードは何だか頼りない細さで、長さ調整も簡単には出来ない構造です・

 

スクランブラーにはこんな風にリアフェンダーの下側でフック同士を引っかけて固定していたんですが・・・

 

DSC00935.jpg

 

このアルミのフェンダーに擦れていつか切れてしまいそうな不安があります。

 

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そこでもっとガッチリ固定出来て、着脱もワンタッチなシステムに改造してみました。

 

そう・・・「ワンタッチ着脱」には僕は並々ならぬ執着があるんですよww

 

まずはバックルとナイロンベルトでこんなパーツを4つ作ります。

 

DSC00918_1.jpg

 

それをバッグ本体に縫い付けていきます。

 

DSC00919.jpg

 

既に形になってる立体物に何かを縫い付けるというのは結構大変なんでございますよ・・・

 

これを四隅に着けましたら、バイク本体に装着するベルトを作ります。

こちらはもう簡単な構造で、バックルの抜け止め加工だけでOK。

 

DSC00924.jpg

 

DSC00925_1.jpg

 

これを二本作りまして、シートの下側に通してやります。

 

DSC00931.jpg

 

で、バッグ側に付けたバックルにパチンと止めてやればOK!!

 

DSC00932.jpg

 

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おお!!完璧じゃん!!オレ天才!!

 

とか思ってテンションをかけた瞬間・・・

 

DSC00933.jpg

 

ベルトが一か所縫いが浅かったようで外れましたwww

 

何でオレはこうも不器用なんだろうね・・・

 

気を取り直して縫い直しましたが、まだちょっと問題点が発生しました。

 

バッグ側に付けたバックルですが、こういう物はなるべく上側に付けた方がテンションは掛けやすいためこの位置に付けたわけですが・・・

 

DSC00926.jpg

 

ご覧のようにグイとテンションをかけてやるとバッグの横の部分が(指を指している部分)がたわむんですよね(写真でたわんでいる様子が分かりますかね?)。

 

一応この部分には型崩れを防ぐための板が入っています。

 

DSC00929.jpg

 

しかしそんなに固いものではありませんので、ベルトのテンションに耐え切れないんでしょうな。

 

そこでここを補強すべく、店に余ってたプラ版を同じ大きさに切りだしてやります。

 

DSC00921_1.jpg

 

椅子にもちょっと切り目を入れつつwww、出来ました。

 

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角を丸めてやりまして・・・

 

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バッグサイドに挿入してやります。

 

 

しかしこの型崩れ防止用の板を入れる部分、何でマジックテープまで縫い付けて出し入れ可能にしてるんだろう?

こんな構造にすれば当然その分コストアップに繋がると思うんだけど・・・

 

ユーザーさんがここをイジることってまず無いと思うんだけど、修理をしやすくするため??

それとも製造上の都合??

 

なんとなく想像力を掻き立てられますが、今回はこういう仕様になっていてとても助かりました。

 

3mm厚のプラ板で補強した結果、テンションをかけてもあまりたわまなくなりました。

 

DSC00927.jpg

 

 

僕は主にこのバッグ、インナーバッグと併用して交換レンズ収納に使っています。

 

DSC00939.jpg

 

カメラは振動防止のためにカメラバッグに入れて身に付けているんですけど、さすがにレンズまでは背負えません。

 

かといって、揺れの大きいサイドバッグに入れるのも不安です。

このバッグなら出し入れも容易ですし、サイドバッグよりは振動の影響は受けにくいのではないかと。

 

サイドバッグ併用でもバッチリ固定出来ました。

 

DSC00940_1.jpg

 

荷物の少ない人ならこのリアバッグひとつで泊りがけのツーリングも充分こなすんでしょうけど、僕はこの両サイドにリアバッグが「宿利用泊りがけツーリング」の基本フォーメーションになります。

 

しばらくこの状態で使用して問題点など洗い出したいと思います。

 

当初はこのバッグのユーザーさんで「同じ改造して!」っていうお客さんに¥2000〜¥3000の工賃でお受けしようかな?と思ってたんですけど、やってみたら結構手間がかかって面倒くさいので皆さん各々なんとかしてくださいwww

 

次の機会にはこのサイドバッグの「ワンタッチ化と防水性の両立」の苦心についてまたレポート上げますねー!

 

| kushitanimeit | カスタマイズ | 18:07 | - | - | pookmark |
2017.07.24 Monday
ジャケットカスタマイズ「EXジャケットの襟改造」編:KUSHITANI名東店

先日の私物カスタムに続き、今回はお客様のご依頼のカスタマイズのご紹介をしたいと思います。

 

・・と・・その前に・・・

 

僕が私物に施したカスタムのブログ記事を読まれたお客さんから「店長と同じようにやって!」というご依頼を頂きましたのでそちらから!

 

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そのあとも常連さんからお電話でもお問い合わせいただきまして、反響に驚くと同時に嬉しく思っております!

 

やっぱり同じ悩みを抱えている方って多かったんですね〜。

 

同じ依頼の数が多くなれば商品化への期待も高まりますね〜。

その時は金一封くらい頂きたいものですね〜〜。

 

まぁマクフリさんのパクリなんですけど(笑)

 

さてこちらが本題。

 

先日エクスプローラージャケットご愛用のお客様より、「このジャケット、完全防水で気に入ってるんだけど、襟首に隙間が開いちゃうのを何とかしてほしいんですよね〜」とご相談いただきました。

 

確かにこのジャケットはサイズユッタリ目の設計ですので、襟首にも余裕があるのですが、お客様はかなり細身の方です。

 

せっかくの完全防水ジャケットなのに、襟首から雨が侵入してしまうのは本末転倒ですよね。

 

 

このジャケットの襟の「止め」はホック仕様ですので、単純に内側にホックを追加してやるのが一番シンプル且つ安価な方法なのですが、そのままホックを打ち込んでしまうとその穴からの浸水するリスクがあります。

 

そこで、ベースの布を延長してホックをそこに打ち込んでやることにしました。

 

IMG_20170723_0002.jpg

 

これならば浸水のリスクは最小限で済みます。

 

そこで仕上がってきたのがこんな感じです。

 

DSC03443.jpg

 

こんな感じでベース布を追加してやり、そこにホックを打ち込みました。

引っ張った襟の形状に合わせて上側は斜めにオフセットさせています。

 

まずはノーマルのホックの位置から。

 

DSC03440.jpg

 

これを追加したホックに止めてやると・・・

 

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こんな風に襟の開き具合を小さくしてやることができます。

 

あまり締めすぎると首に圧迫感が出てしまいますので、その辺の頃合いは慎重にサイズを決定しました。

 

このカスタムで工賃は¥3,500(税別)です。

 

こんな風に「ここの仕様がこんな風になってたらな〜」ってことがございましたら何なりとお気軽にご相談くださいね!

 

| kushitanimeit | カスタマイズ | 11:40 | - | - | pookmark |
2017.07.21 Friday
パンツカスタマイズ私物編:KUSHITANI名東店

いやー!夏本番ですねー!!

 

さすがに自転車通勤時に飲み物を携行するようになりましたが、たった30分の通勤時間に500mlのスポーツドリンクを飲み干してしまいます。

 

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さて。

 

夏といえばオートバイのエンジン熱に悩まされている方も多いんじゃないでしょうか?

 

僕も前の愛車ER-6nまではまるで他人事だったんですけど、スクランブラーの乗り換えたら非常に切実な問題になりました。

 

とにかくフクラハギと内股が熱い!!

火傷するんじゃないか?と思うくらい熱い!!!

 

これの対策って、現状革パンツを穿くのが唯一の解決方法なんですけど、通勤時に穿いてくるとそのまま一日中革パンツを穿いてるのも暑苦しい・・

 

なんとかならんもんかなー??

と思っていたら、ある人がSNSで他社さんのパンツを紹介しているのを見かけまして、これがなかなかよさげなのですヨ。

 

まぁ他の会社の製品なんであんまり大っぴらに宣伝するのもアレなんですけどwww、マックスフリッツさんの「ヒートガードストレッチパンツ」ってヤツです。

 

さすがに画像まで引っ張ってくるわけにいきませんので、みなさんそれぞれググってくださいね〜。

 

「うーむ・・これなら快適性と、耐熱性と、ファッション性も兼ね備えられるなぁ・・」と、個人的に所有しているEワークパンツをウチの本社工場で加工してもらうことにしました。

 

要は、コットンパンツの要所要所に革のガードを縫い付けてもらうわけなんですけど、形状や大きさはマクフリさんのパンツを参考にさせてもらいました。

 

で、工場への指示はこんな感じです。

 

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ジリジリ待つこと4週間。

 

ようやく仕上がってまいりました!

 

本当は昨日レポを書きました板取〜郡上ツーリングに間に合って欲しかったんですけど、スタッフ個人の加工の納期をあんまり工場にせっつくのも気が引けましてw、結局板取へはジーパンで行ってまいりました・・・

 

仕上がりはこんな感じです!

 

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おー!なかなかカッコいいじゃないですか!!

 

今回たまたま工場に茶系の革の在庫があったのもラッキーでした。

グリーンのパンツによく合ってます。

 

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実際の断熱性に関しましては今後の実走テストの結果をまたお知らせいたします!

 

店に置いてあるF3に跨ってみたところ、コットンパンツの弱点であるニーグリップ性能は確実に向上していましたので、そちらの効果は期待できそうです。

 

でもこれ・・・問題はお値段なんですよねぇ・・・

 

今回の加工工賃は¥12,000(税別)です。

 

手間を考えると妥当なところではありますし、僕としましては予想よりも安かったんですけど、ベースのパンツの¥18,000という価格を考えるとチト微妙ではあります・・・

 

トータルで3万円ですからねぇ〜。

 

もしも「この仕様のパンツを待っていた!価格は厭わない」というお客様がいらっしゃいましたらぜひご相談くださいませ。

 

本当はこの仕様で商品化されるのが一番なんですけど、僕一人の要望ではどーにもなりません。

ぜひ皆様、地元のクシタニショップの店長にこのブログのページを見せて「ねぇ!店長からもこのパンツの商品化を本社に訴えてよ!」と頼んでみましょう!(他力本願で申し訳ないデスがww)

 

来週にでも実走テストしてきまーっす!

 

 

 

 

| kushitanimeit | カスタマイズ | 18:12 | - | - | pookmark |
2017.06.18 Sunday
積載の技紹介!!Yさん編!:KUSHITANI名東店

オートバイ用のバッグというのは(メーカー純正品以外ですと)、その積載に関しましてはなかなか何の問題もなく「ポン付け」出来る場合の方が少なく、必ず何らかの工夫が必要になってきます。

 

ある日常連さんであるYさんから「K-3553 UFタンクバッグを試してみたいんだけど・・」とお問合せがありました。

 

あー・・あれですか・・・

 

このUFタンクバッグも含めて、クシタニのタンクバッグは昨年から「マグネット式→吸盤式」にマイナーチェンジしています。

 

言うまでもなく、市場のオートバイのタンクの素材に樹脂製のものが多くなってきたことへの対応なのですが、この吸盤式というヤツは結構車種との相性がシビアです。

 

とりあえずタンクの素材が鉄ならばたいがいの形状には対応したマグネット式と異なり、吸盤の当たる位置にエンブレムやステッカーの段差があるだけで途端に固定が甘くなります。

 

マット塗装との相性も良くありません。

 

個人的な感覚ですと、吸盤式というのはあくまでも過渡的なシステムという印象です。

 

しかしYさん「あー・・いや・・実はリアバッグへの転用を考えてるんですよね。このバッグの大きさが私の求めるバッグの容量にちょうどいいですから」とのことです。

 

そしてYさん、バッグの現物をしばし点検し、「うん。大丈夫だと思います。取り付けは何とか工夫しますので貰っていきます」とお買上げいただきました。

 

そして昨日「店長!あのバッグ、思惑通り装着できました!バッチリです!」と見せに来てくれました!

 

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Yさんの愛車はトライアンフデイトナ675R。

 

どう贔屓目に見ても積載性に優れたオートバイとは言い難い車種ですが、これはこのオートバイのキャラクターを考えればいたしかたないことでしょう。

 

しかしお買上げいただいたUFタンクバッグがまるで純正品のように収まっています!

 

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「こ・・これ・・どーやって装着してるんですか??」と見せて頂きました!!

 

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まずは市販のストラップベルト(ホームセンターや手芸屋さんなどで入手可能)を、バッグ底面のスリットに通してやります。

 

このスリットは何のためにあるかといいますと、吸盤のフラップを収納してやるためなんですね。

(これはマグネット時代から装備されています)

 

これだけだとベルトがズレてしまいますので、バッグのショルダーベルト装着用のD環に通してやります。

 

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片方もこんな感じで通せばズレません。

 

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で、外したタンデムシートにこのベルトをグルリと巻いて・・・

 

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バックルをバチンと止め、ベルトの長さを調整してテンションをかけます。

 

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これをまた元通りにパカンと嵌めてやれば・・・

 

 

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カッチリ固定されてまずズレたり落ちたりすることはなさそうです!

 

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ちょうどデイトナのタンデムシートのサイズにピッタリです!!

 

いくらスポーツバイクでもやっぱりツーリングは楽しみたいですもんね!

 

何よりも素晴らしいのは、Yさんのこのちょっとした工夫です。

 

「このバッグどーやって付けるの?」という質問は店頭でもよく頂くのですが、バッグに限らず市販のアイテムというのは最大公約数で制作されておりますので言ってみればまだ「半完成品」です。

 

自分の使い勝手に最適化させるためには必ず何らかの工夫が必要になってきます。

 

それをアレコレ考えている時間はなんとも楽しいものです!

ぜひ皆さんも、市販のアイテムを「より自分仕様」にするために試行錯誤してみてくださいね!

 

そして「おお!!これいいんじゃない!?」ってアイデアをひらめいた場合はぜひ僕に教えてください!

 

このブログでどんどんそんなアイデアを共有出来たら楽しいと思いませんか?

 

 

 

| kushitanimeit | カスタマイズ | 20:44 | - | - | pookmark |
2017.06.09 Friday
ドカティスクランブラー積載量アップ大作戦!防水サイドバッグ編:KUSHITANI名東店

今回の記事は、前回のワンタッチ着脱編の続きとなります。

 

えー。

前回、ワンタッチ化の改造を施したのはキジマの帆布製バッグでした。

 

これは容量も結構ありますし、何よりも帆布の雰囲気とクラシカルなデザインがスクランブラーにマッチして大変気に入っているわけですが、致命的に雨に弱いという弱点があります。

 

素材的な問題もあるのですが、構造的に隙間だらけですので撥水スプレーとかでどうこう出来るレベルではありません。

 

実際4月の加子母CBMの時の雨天走行で、純正レインカバーをかけていたにも関わらず中のものは結構濡れてしまっていました。

 

これではロングツーリングの時に心もとない・・・

 

しかし僕が着想した(←偉そうだねww)ワンタッチ化のいいところは、基本どんなバッグでも流用可能というところです。

 

そんなわけで、別途防水バッグもワンタッチ化してやることにしました。

 

今回チョイスしたのはコレ!

 

 

ラフ&ロード製のAQA DRYシングルサイドバッグです。

 

以前このシリーズの振り分けバッグを使用していましたので、その防水性や使い勝手は信頼しています。デザインもシンプルで好感が持てるものですしね。

 

作業工程は前回と同じですので省略いたします。

 

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ただし、防水バッグにアタッチメント取り付け用の穴を開けてしまいますので、アタッチメントベースの取り付け部には止水のためのゴムワッシャーを挟み込みます。

 

DSC01842.jpg

 

どれだけ効果があるか分かりませんが、やらないよりはマシでしょう。

 

ベース取り付けのための裏側の補強は、前回と違ってこのくらいの大きさにとどめています。

 

DSC01847.jpg

 

空荷でもカチッとした形を保っているキジマ製と違って、このバッグは形状が袋状ですのであんまり大きな板を入れるとかえって邪魔になると思ってのことです。

 

しかしこのバッグ、空荷でそのまま付けるとこんな感じなのです。

 

DSC01848.jpg

 

何かクタッとしちゃうんですよね。

 

荷物入れてりゃ問題ないんですけど、日帰りの時なんかは空荷に近い状態にしておいてお土産用にスペースを確保しておきたい時もありますから、ちょっとこれでは具合が悪い。

 

そこでまた頼みのアマゾンさん。

 

バッグ用の底板というものを取り寄せました。

 

DSC09884.jpg

 

これをバッグの大きさに切りだしてやります。

加工はカッターで簡単に出来ます。

 

バッグの保護のために端は丸めます。

 

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これを入れてやれば空でもそれなりに形状は保っています。

 

DSC01846.jpg

 

そして問題はマフラー側の熱対策です。

 

上の画像くらいクリアランスを保っておけばまず大丈夫だとは思うのですが、これまでも「まず大丈夫だろう」と楽観視して必ずアテが外れてきましたwww

 

特にこのバッグはターポリン製ですので帆布よりも熱にシビアです。

 

その証拠にこれは先代のAQA DRYバッグの右側底面です。

 

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一週間の九州ツーリングから帰ると見事に溶けてました。

(帰ってくるまで気が付かなかったんですけどw)

 

中に入れていた着替えを入れたポリ袋も見事に溶けてバッグ底面に溶着されていました。

 

ここは念には念を入れて熱対策を施しておきたいものです。

 

かと言って、バッグそのものに遮熱板を取り付けるのはなかなか大変です。

特に防水バッグにはあまり穴を開けたくありませんし、何よりも美観的にも好ましくありません。

 

で、マフラー周辺をジーーッと見ていてポン!と閃きました!

 

あ・・そうだ。

以前自作した、RAMマウントのサイドバッグガードを遮熱板として流用出来るんじゃない??

 

てなわけで取り付けてみました。

 

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取り付けはタンデムステップに挟み込んでいます。

 

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この取り付けクランプの内側にはゴムが貼ってありますので、これがステップのギザギザに食い込んで結構ガッチリと食い付いています。

 

何よりもRAMシステムのいいところは、不必要な時はワンタッチで取り外せることです。

 

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とにかく僕は面倒くさがりですので、なんでも「ワンタッチで着脱できる」ということに並々ならぬコダワリがあるのです。

ええ・・ワンタッチで楽するためにはどんな労力も惜しみませんwww

 

しかしマウントしているのがタンデムステップですので、走行中にパタンと倒れて外に出てしまう可能性もあります。

 

そこでこのアルミ板がサイドバッグガードのフレームに引っかかっる位置に調整してやります。

この辺がフレキシブルな調整が可能なRAMマウントのいいところですね。

 

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これならばステップが倒れる心配はありません(多分w)。

 

位置関係はこんな感じですね。

 

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現時点で危惧される問題点は以下の3点くらいでしょうか?

 

 (1)とりあえずアルミ板に貼ってあるステッカーは溶けるでしょうw

 (2)エンジンかけてみたら排気音がちょっと変になったwww

 

この2点はたいした問題じゃないんですけど、

 

 (3)RAMマウントのボールジョイントは樹脂製ですのでこれがどこまでの熱に耐えられるのか?

 

 ↑ここは未知数です。

 

こればっかりは実走テストしてみなきゃ分かりませんね。

次のお休みは連休ですし、幸い梅雨の晴れ間で天気の心配はなさそうですから久し振りに泊りがけのツーリングに行って試してまいります。

 

このバッグの取り付けと熱対策に問題が無ければ、「ワンタッチで着脱できて」「見た目も美しく」「容量も充分で」「マフラーの熱問題からも開放された」完璧なツーリングバッグシシテムが完成する予定です。

 

世の中には最初っからそんな問題とは無縁の純正品やサードバーティ製の製品が溢れていますが、僕はハードケースやBOXというものがあまり好きではなく、ソフトバッグにこだわりたいこいうことと、自分の好きなデザインのバッグで機能性を底上げが出来て、尚且つ色々な種類のバッグに流用出来る汎用性というものにもこだわりたいんですよね。

 

それよりもなによりも、「これってこういう方法だと上手くいくんじゃないかな?」と考えている時間が何よりも楽しいですしね!!

 

しかしまぁ問題は、こういう僕の着想が、何のトラブルもなく上手く言った試しがほとんどないことですww

 

またツーリングから帰って来ましたら結果ご報告いたしますねー!

 

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2017.06.04 Sunday
ドカティスクランブラー積載量アップ大作戦!ワンタッチ着脱編:KUSHITANI名東店

全国一千万スクランブラーユーザーの皆様こんにちは!!

 

久し振りの「積載量アップ大作戦!」です!

 

まずはかなり時間が空いてしまいましたので過去記事のおさらいから。

 

 ★振り分けサイドバック編

 ★シートバック編

 ★タンクバッグ編

 ★街乗り編

 

今回はそのサイドバッグの続編です・・・と、言いますかこれが思惑通りいけば「完成編」となるはずです。

 

さて、以前もこの記事で書きましたが、この春にキジマさんから出た新製品「スクランブラー用バッグサポート」を導入いたしました。

 

「振り分けサイドバッグ編」にも書きましたよう、サイドバッグのサポートに関しましては自作のものがそれなりに満足いくものではあったのですが、やっぱり自作ってのは何かと不具合というものがなくはありません。

 

そこへ国内の大手メーカーさんから、比較的安価で発売されましたので早速導入となったわけです。

合せてキジマさんの広告で同時に装着されていた帆布製のサイドバッグも同時に購入しました。

 

これでGWはキャンプ道具フル積載でツーリングにも出かけました。

 

 

 

これで概ね問題はなかったのですが、ひとつだけ以前からの懸案事項がやはり未解決なままでした。

 

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左側は問題ないんですけど、右側がどーしてもサイレンサーとのクリアランスが確保できません。

 

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特に荷物が多くなって重さで下がってくると明らかにクリアランス不足です。

 

このバッグは帆布製ですのですぐに溶けたり穴が開いたりすることは無かったのですが、中に入れていた着替えのビニール袋などが溶けてしまっていました。

 

まずはここを解決しなくてはなりません。

 

それと装着方法をもうちょっとスマートにしたいところもありました。

 

このバッグの取り付けは、フレームにベルトを通してそこに固定しています。

 

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こんな感じですね。

 

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これをもうちょっとスマート且つワンタッチで取り外せる方法はないものか?とここのところ試案しておりました。

 

そしてこのキジマのフレームを見てハタと思いついたのです。

 

「これって自転車用のサイドバッグのアタッチメント使えるんじゃない?」

 

自転車旅がお好きな方ならご存知の通り、自転車というのはオートバイに比べ遥かにパーツの規格化というものが確立しています。

 

自転車用のキャリアのパイプ径なんかも概ね決まってますので、バッグの取り付け用アタッチメントも汎用性があるんですね。

 

これは僕が愛用しているモンベルのサイドバッグです。

 

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こういうアタッチメントでキャリアにワンタッチで装着可能なんですね。

 

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キャリアにこのアタッチメントを差しこんで・・・

 

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カチッとロックしてやればこれで簡単かつ強固に取り付けできます。

 

 

試しにこのバッグをキジマのサポートのパイプに差し込んでみたらサイズはちょうど合いそうです。

 

よーっし・・じゃあこのアタッチメントだけ売ってないものかなぁ?と探すところから今回の構想は始まりました。

 

まずは取引のあるモンベルから電話してみたのですが、アタッチメントだけの販売はないとのこと・・・

しかたがないので、サイドバッグの中古をオークションか何かで探してアタッチメントだけ取り外そうかとも思ったのですが、よくよく探してみると、オルトリーブ社のものは「補修パーツ」として単体販売されています。

 

これまた自転車好きの人には説明不要でしょうけど、オルトリーブのサイドバッグは、その堅牢性、卓越した防水性から世界中を旅するサイクリストに愛されているトップブランドです。

 

このアタッチメントは大変練られたシステムでして、これは僕がクドクド説明するよりもこの動画を見てもらった方が一目瞭然でしょう。

 

 

 

非常によく考えられたシステムです。

 

パイプの径に合せて、二種類のアジャスターも付属しています。

 

 

ですので、計3サイズの中から選択可能というわけです。

 

 

このパーツをネットや自転車屋さんなどのルートから取り寄せ、いよいよ手持ちのバッグに移植します。

 

大事なキジマ製にいきなり取り付けるより、まずは以前マフラーで溶かしてしまった不要なバッグでテストしてみました。

 

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アタッチメントのベースはバッグにネジ止めなのですが、これだけをバッグに直に取り付けると恐らくバッグ本体に「点」で負荷がかかり過ぎてしまうことが予想されます。

 

そこで3mm厚のプラ板を購入しました。

 

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もちろん信頼のタミヤ製ですw

 

これを必要な大きさにカットします。

 

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相変らずこういうものが真っ直ぐ切れませんwwww

 

裏から見るとこんな感じですね。

 

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では取り付けてみましょう。

 

アタッチメントのベースの位置は適当です。

 

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ああ・・まぁこんなもんかな?

概ね思惑通りです。

 

では本番に取り掛かります。

 

まずはバッグの取り付け位置を慎重に定めます。

 

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アタッチメントの取り付け位置に印を付けていきます。

 

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ボルト止めする穴の位置にも印を付け。

 

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ポンチで打ち抜きます。

 

そしてプラ板を差しこんで、穴を開ける位置にまた印を付けます。

 

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で・・ドリルで穴を開けていきます。

 

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一応穴の位置が合ってるかどうか確かめます。

 

これまではこういう作業で、必ずミスをしてますのでwww

 

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ああ・・うん・・大体合ってるな。

 

そんじゃバッグにボルト止めしていきます。

 

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さぁ??どーだ??

 

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おお!!バッチリでないの??

 

マフラーとのクリアランスもかなり取れています。

 

なんと言ってもこのワンタッチ着脱は物凄くラクチンです!

 

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上の動画にもありますよう、外す時は取っ手を引っ張るだけで自動的にロックは解除されます。

 

うわぁ!コレ・・自分で作っておいてなんだけどwww、物凄い画期的システムなんでない??

 

自転車好きの人にはよく知られたシステムですけど、自転車に興味のないバイク乗りからしてみれば恐らくこれを流用するという発想はなかなか生まれにくいと思います。

 

そしてこのシステムのいいところは、アタッチメントさえ用意すれば、たいていの市販のバッグに装着可能ということです。

 

このキジマの帆布製バッグは、見た目はお洒落なんですけど防水性が皆無ですのでロングツーリングには向きません。

そこで別途ラフ&ロードの防水サイドバッグにも取り付け予定です。

そうすればシチェーションによってバッグをワンタッチで取り替えられます。

 

ちょっと業界に一石投じちゃうかもですwww

誰かこのアイデア買ってくれないかしら?などとほくそ笑みつつもう片方の作業に入ります。

 

一回やった作業なので作業はスムーズにいきますが、性格上必ず気を抜いてしまうんですな・・・

 

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穴ズレましたwww

 

それでも何とかかんとか左右完成!!

 

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おおおおお!!素晴らしい(自画自賛www)

 

バッグの位置が決まるというのは美観的にも大変よろしい。

 

見た目もスッキリ美しいです!!

 

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ただ、僕はこれまでこういう積載に関しては色々なアイデアを実践に移してきましたが、大体において「実走してみると必ず問題点が発生する」んですwww

 

来週ちょっと泊りがけでツーリングに出る予定ですので、そこでテストしてみます。

 

また結果はお伝えいたしますねー!お楽しみに!!

 

 

 

 

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2017.04.04 Tuesday
革ジャンカスタマイズ難題編:KUSHITANI名東店

平日はほとんど自転車で通勤しておりますが、本日は陽気に誘われバイク通勤でした。

 

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しかし今年は桜の開花も遅れ気味ですね。

 

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例年ならそろそろ散り始めてもおかしくない頃ですが、瀬戸の桜はまだ三分咲きといったところです。

 

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スクランブラーのメーターの時計は常に9分ほど進んでいますので、「まだまだ大丈夫」と、余裕ぶっこて写真撮りながら通勤しておりましたら、点検の時に時計も直してくれてたみたいw

 

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店に着いた時には2分程遅刻・・・・

 

バイトちゃんには「1分遅刻ごとにお尻一回触る」という罰を課していましたので、とりあえず自分のお尻二回ほど触っておきましたw

 

さてさて。

久し振りにカスタマイズの話題です。

 

もう2〜3か月ほど前になるかと思うのですが、とあるお客様より「他社製の革ジャンなんだけど、襟の形を変えて欲しい」というご相談をいただきました。

 

ジャケットはオーソドックスなシャツカラータイプのシングルライダースです。

 

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この襟をオーソドックスなスタンドタイプに換えて欲しいとのことでした。

 

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イメージとしてはこんな感じです。

 

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ごくオーソドックスなショット641タイプですね。

シングルライダース基本中の基本です。

 

作業自体に問題は全くありません。

こういう襟の形状変更:交換は過去にも何度か受けたことありますし。

 

シャツカラーからスタンドカラーへの変更でしたらジャケットそのもののイメージを損なうこともないでしょう。

 

ただし問題が2点ありました。

 

 ○(他社製品のため)本社工場でご用意できる新しい襟用の革が、ジャケットの革質に合わない可能性が(かなり)高い

 

 ○クシタニの修理工場で縫製すると、縫製が「クシタニ基準」になるため、ジャケットの他の部分とのバランスが取れない

 (つまり襟の縫製だけが「綺麗過ぎる」という現象が起きる

 

では順番に問題を解決していきましょう。

 

まずは革質から。

 

このジャケットをお客様からお預かりの上工場へ送り、現時点で工場にある革の在庫の中から、一番雰囲気の近いものを送ってもらいました。

 

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うーーん・・・・

 

「一番雰囲気が近い」というところは間違いなさそうですが、やはりジャケットに重ねてみるちと微妙に風合いが異なります・・

 

革ジャンマニアからすればちょっと許容範囲外というのが僕の感想でしたが、やはりお客さんも「ちょっと・・違うかなぁ・・」というご感想でした。

 

こうなるともうお客様ご自身で革をご用意いただくしか手がありません。

さすがに本社修理工場で、このジャケットに合う革を手配するというのは(他社製品ですしね・・・)手間的にも時間的にも難しいと思われます。

 

しかし革ジャンという物は、それだけの「コダワリ」を注ぐにふさわしい衣類です。

 

お客様が「これでお願いします!!」と、ご自身で用意した革を持ちこまれました!

 

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多分、半裁(牛半頭分)くらいの大きさです!

 

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「この革の中で、一番雰囲気の近い部分を好きなように使ってください」とのことです。

 

僕もこの仕事を28年間やっておりますが、正直ここまでされたお客様は初めてです。

 

お客様にここまでやっていただいたのですから、こちらも真剣に臨みます!(いや・・いつも真剣なんですよw)

 

縫い目なども、極力本体と近い雰囲気にしてもらえるように工場に指示しました。

 

参考までに、クシタニのシングルジャケットの襟はこんな感じです。

 

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縫製は、極力フチギリギリのところを、乱れなく縫われています。

何も指定しないとこのように仕上がります。

 

対してお客様の革ジャケットのもともと付いていた襟のステッチはこんな感じです。

 

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これは他社製品(主に海外製品)ではよくある仕上がりです。

 

クシタニ製品に較べ、ステッチはかなり内側を縫われています。

これは恐らく理由は二点あって、折り返したフチの革を薄く漉く作業を省略しているため、重なった部分が分厚く縫いにくく、結果内側を縫わざるを得ないのと、あまり外側を縫ってステッチがパーツの外に外れることを警戒しているのでしょう。

 

お客様のご希望はこのような「ラフなステッチ」でした。

 

しかし並々ならないコダワリを持つお客様ですので、この辺りの仕上がりに関しても自ら仕様書を作成してお持ちいただきました。

 

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同時にサイドベルトの再製作もご依頼いただいていましたが、その部分の仕様です。

 

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ここまでしていただければ、お客様のイメージと実際の仕上がりの差が出ることはかなり防げます。

 

僕もお客さんにはよく話すのですが、オーダーにしろ修理にしろ(または通常の商品選びにしても)「ご自分のイメージを確固として持つ」ことを強くオススメしております。

 

バイクって趣味のものですし、そのためのウエアもおのずと趣味性の高いものになります。

 

だったらとことんこだわりましょうよ!!

 

お客様には、使用するホック類もご用意いただきました。

 

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しかしここまで周到にご準備頂いても、僕は若干の不安を消せませんでした。

 

ナゼならば「出来るだけ綺麗に仕上げてくれ」というご要望はこれまでもよく頂いておりましたし、クシタニの職人さんならそれに120%応えられることには自信を持っているのですが、「あえてラフに仕上げてくれ」というご要望は初めてだったからです。

 

そうして待つこと約一ヶ月・・・

 

仕上がりはご覧の通り!

 

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どーですか??

まだ若干「技術の高さと職人さんのマジメさ」が隠しきれない仕上がりですがw、概ねお客様のご希望通りになったかと思われます。

 

サイドのベルトはこんな感じ。

 

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ちょっとドキドキしながらお客様に引き渡しますと、「いいですね」とご満足いただいたようで一安心でした。

 

まぁ僕も基本面倒くさいことは嫌いなんですけどwww、お客さんの中にコダワリとイメージがしっかりしている場合はもう俄然燃えちゃいますので、ぜひぜひ「こんなこと出来るかなぁ?」と構想中の方はお気軽にご相談くださいね!

 

 

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2016.07.05 Tuesday
ブーツカスタマイズ!:KUSHITANI名東店

昨日のお客様のご相談にもありましたけど、最近のブーツはかなり開発も用途別に細分化する傾向にあります。

 

おおまかに分けますと、「ライディング時のフィット感重視」「防水性重視」「カジュアルでシンプルなデザイン重視」に大別されるのですが、その中でも「カジュアル系」として長くラインナップされるのがこのKS-616Zショートビルダーブーツです。

 

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ペコスブーツやショットガンブーツが出るまでは、クシタニブーツのラインナップ中「最もエンジニア風テイストをもったブーツ」でしたので、僕も二足をローテーションさせながら15年ほど愛用しておりました。

 

そしてこのブーツは画像でもお分かり頂けるよう、チェンジパットに類するものが全く装備されておりません。

 

これは「パッと見『いかにもバイク用』に見えないように」という配慮で、あえて装備させていないのです。

 

ただどーしても傷を付けたくない・・・というお客様のご相談を頂きました。

 

そこで後付けのチェンジパットを縫い付けてやります。

 

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非常に自然で綺麗な仕上がりですね!

まるで最初から標準装備されてるかのよう!!

 

ノーマル状態と比べてみましょう。

 

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ちなみにこの加工の料金は¥2,000(税別)です。

案外リーズナブルでしょ??

 

こんな加工はクシタニでは朝飯前ですので、「ここがこんな風になってればなぁ・・・」っていうご要望があればぜひお気軽にご相談くださいね!

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